【海外スレ】日本チームの弱点を指摘する元プロと競技ファン達!!【Apex翻訳】|翻訳猿の概要欄|2023.09.26

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※VODとは、試合の視点映像や配信のアーカイブの事を指します。
 この動画での文脈上は、大会の実況等で使われる俯瞰視点などは含みません。

今回は、自分的に珍しい動画の作り方、海外スレの"Apex Comp Reddit"で興味深い議論が起こっていたので、翻訳してお届けしようと思いました。
普段はほぼNAプロの配信や試合しか見ないので、日本のプロの事はあまり詳しくないのですが、以前からJP Compシーンについても動画があればという声を頂いていたので、出来ることをやってみた形です。
スレで発言をしていた方は内容を見る限り、APAC Northをメインで見ている方に多い韓国や中国の人もいれば、英語ネイティブだけど日本を含むこれらの言語が分かるから見てるよという方もいそうでした。
また、スレ主も日本で長い間競技シーンにいた選手のようで、全体的にAPAC Northにかなり詳しい人が議論に参加しているなという印象です。

ここでは、今回の動画制作を通して2点、自分自身でも気づきがあったのでそれを書いていくことにします。
(元スレ:https://www.reddit.com/r/CompetitiveApex/comments/16pygmg/the_critical_issue_underlining_the_jp_comp_scene/)

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まず一点目は、まあ考えてみればそうなんですが、日本のプロチームの陣営というか、サポートに携わっている人の中で、海外プロの試合映像から情報を提供する役割の人っていないのかなという点です。
私自身はこのような活動をしているため、特に世界大会については都合のつく限り、動画にする確率が高いチームの視点・会話を聞き、毎回Twitchで開ける3チームほどが全て敗退したら、本視点でRayndayらの実況・解説を聞きます。
今回だと、DarkZero,Opticが主で、場合によってNRG,Oxygen,Alliance,Dojoなども見てたと思います。
今は後でVODを上げてくれる所があって、そこがしっかり続ける感じなんだなと分かってからは、眠くなったり体力の問題で見るのをやめる事もありますが、大会後にとんでもない記録の試合のみを探して、視聴する場合もあります。
なので世界大会の期間は、試合関連や新しく強い選手・チームの動き方など新しい情報がたくさん入ってくるし、これは他の翻訳チャンネルの運営者も同じだと思います。

(大会後も、選手があの時の動きはこうだからやったとか、論理的な説明がされるので要チェックです。
動画には入れてませんが、OpticがなぜMillに漁夫に行ったかなど、複雑すぎてキャッチーじゃないから使わないけど競技プロなら聞いておくべき情報が語られます。)

ただ、このスレッドで「コーチはVODの研究をしてない」と聞いてからは、半ば自分としては当たり前だと思っている上記のような海外チーム観戦によって得られる情報、もしくは動画投稿のために普段から英語でRedditやTwitterを確認して得られる事も、日本チームは分かってないのかな?と感じました。
発言者が今も競技シーンにいるわけではないため、「いやいや、今は英語関連の情報収集者がいるよ」と言ってくれればこちらも安心するのですが、もし大会後も、日本チームの視点だけ理解して、海外プロも会話の内容は分からないけどなんとなく見て、だったら、それはNA,APAC Southにアドバンテージがあるよと言わざるを得ないです。彼らは自分でこれらの地域のVODの大半が理解でき、動画のように強いIGLは当然研究しているからです。
正直自分が選手なら、大会中に特にPOIの関係などでライバルになりそうなチームの視点を見る人が欲しい。グループの1日目と2日目の間、「次当たるこのチームはこういう事を話してた」「こう動いてた」という情報があれば、それに対応して動けると思います。負担はかなり大きいですが、賞金を考えるとやる価値はあります。

前から言語の違いに関しては何度か書いていて、日本語はさっと口頭で大量に情報を伝える事が苦手なので、ここで言われている事もある程度はしょうがないと思います。
ただ、よく考えてみると試合以外の面でも、VODを見て勉強する際、英語話者はChampionship参加チームの半数のcomms(コミュニケーション)を理解できるのに対し、日本語だと6チーム。
自分でも、よく分からない韓国語や中国語のチームは強くても中々見る気がしないので、英語圏のチーム全部に対してそんな感じだと、まあ、正直超絶不利です。
ぶっちゃけApexの試合を研究するのが英語だけで良い理由として、最も偉大なIGLであるImperialHalとZer0が2人共英語話者で、他の多くのプロも彼らを特に参考にしている、という事があります。
日本のプロチーム関連の人、英語ができてかつApexが分かっている人材がもっと必要ではないですか?既に用意できているなら、余計なお世話で申し訳ありません。

(ちなみに、筆者はほぼ推しのチームしか見ません。これでは情報が偏るので、英語が分かりApexを長くやっており、かつ好き嫌いなしでチームのためにVODを見れるアナリストが理想です)

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もう一点気になったのは、半ば日本人下げとも取れてしまう、日本の競技プロの態度やファン達への指摘です。
これに関しては、聞いていて不快に思う人もいると思うので入れるか迷いましたが、取り上げるコメントを選んだ時点でバイアスがかかるので、スレ主が返信しているもので尺を取っていい情報量があるものは、全て翻訳しました。

私の考えですが、この"人間の傾向"もほぼ言語と国の面積、つまり自分たちでは変えられない固定値で説明できると思います。
まず、日本語は言語の中でも極端に"読み書き重視"、文字の数が多いわりに発音のバリエーションが少ないため、声で伝える場合はより多くの音数が必要になる。
(発音の種類が〇進数の〇になるみたいなイメージ。10進数と2進数だと後者は文字数がかかるみたいな感じ。実際はもっと複雑ですが、便宜的に。)
だから日本人が英語話者よりcommsが苦手になるのも当然というか、良い言い方をすると頭の回転に口が追いつかなくなる"構造""システム"に元からなっているという事です。

ただ、その代わり日本語は文字との相性が抜群です。
私はニコニコ動画や中国のBilibiliがコメント機能でヒットした理由もここにあると思っており、漢字など種類の多い文字で書く言語は一覧性に優れているため、パッと見でもけっこう意味が分かる。
これの応用が映画など字幕文化でもあるでしょう。
つまり日本のプロは、ぶっちゃけ競技で勝てなくても、プロになって配信や動画に人が来るようになれば、構造上それだけでやっていける目が大きいのです。
というのも、言語的にコメント機能を楽しむのに有利なので、同じ配信や動画、掲示板とかでもそうですが、文字を主体とするコミュニケーションから受け取るenjoymentの総量が大きく、他の言語より中毒性が高い。
皆さんも、加藤〇一さんがImperialHalにTwitchの同接で勝っている所を見た時、母数の人口から来る強烈な違和感を覚えた事はないでしょうか?
これが文字文化の強みだと、私は踏んでいます。(その代わり、悪口が広まるのも速いしよく燃えるため、大胆な事が言えません。ネットの悪口はほとんどが文字情報ですよね。)

もちろん、日本のプロも勝ちたいと思って世界大会に臨んでいます。
ただ、構造上プロとして注目を集めるだけで、少なくともこの形でやっていけるだけの下地ができる。(主に経済的に)
一方で、海外のプロは世界の舞台で勝つことを言う時、文字通り「人生を変える」と言います。
実際、HisWattson,配信をしていた頃のZer0など、競技の結果だけで急に桁違いの人が集まるのが海外で、逆に言うとそれ以外では相当上手くやらないと伸びるきっかけが掴めません。非ネイティブを含め英語を話せる人は世界にごまんといるので、より注目が分散するからです。
このような「勝たないと生きられないかもしれない」という前提による無意識下での意識の差がないとは言い切れず、それに上記の言語の差が降りかかってくるので、日本の競技プロはLANで勝つことにおいて、弱ポジにいると言わざるを得ません。


そして、国の面積、というか歴史的なものもありますが、日本は島国です。
ここでダメだったらワンチャン隣の国に移るか、とかないですよね。
国が狭いから、配信で顔を出して有名になれば、遅かれ早かれ個人が特定される。
古来から、壁に耳あり障子に目あり、と言います。そのような文化です。

一方で、Twitchで英語で発信しても、よっぽど地域が特定されるような何かがなければ、ただの英語話者としか分かりません。
もちろん訛りなどはありますが、移民の可能性が常にあるのでその国にいるとは限りませんし、同じ理由で顔立ちからの予測もそんなに意味がありません。このような背景や当然先天的な性格の傾向もあり、西洋人の方がネットで顔を出すことや強く発言する事に関して抵抗が少ないです。(逆に日本人はセロトニンが少なく不安傾向が高い)
また、中国人やインドネシア人は自国の人口が多く、黙っていれば埋もれてしまい自分の価値が示せません。
このように、日本の方が断然「人の目を気にせざるを得ない環境にある」と言え、これもまた日本のプロが他の日本人と同じく、衝突を避けたり積極的になりにくい一因と考えます。

最後に、日本語は英語よりよっぽど人格が出やすい言語だと思います。英語は、元々移民のための言語なので、記号的。
日本語だと丁寧なのに、英語だとBro~みたいな感じでいけるのは、日本人同士だと伝わってしまう細かいニュアンスが、誰が話しても気持ち同じような感じになる英語だと、隠れるからです。
日本人がVC苦手とかも、これで説明できます。なんとなく、同じ日本人だと声とか話し方だけで、色々と発言者の情報が伝わってきませんか?合わない人だとすごく疲れる言語、でもあるかもしれません。


どちらが良い、とかではなく、たまたまそういう言語で、たまたまそういう地形、そこから産まれた文化だった。こういう事だと思います。
だから、スレで日本チームへ言われていたことも、「色々考えるとけっして有利な環境ではないのに、世界の舞台でチャンピオンを獲って、カメラに臆したりもせず、選手同士交流もしている。
配信者として各方面に気を遣うことも多いだろうし…動画を作って文章を書いてるだけの自分よりよっぽど大人だな」と思う自分もいます。
ただ、スレによると世界大会でも1人でスウィングして4んでる選手がいるという事で、これはいただけません。連携癖を作るため、それこそStrafingFlameの「絶対に1v1をしない」、これをキーマウ3とかに関わらずやってみたらどうでしょうか?

(Apex競技では不利かもしれませんが、かと言って英語圏に生まれたかったかというと、そうとも言えません。
なんだかんだ、日本は相対的には色々と楽なんだと思います。だから、客観的に見ると生活とApexのcommsで生活を取れてるので、悪くありません。
ただ、それでも勝ちたいプロの人は英語が分かるようになった方が効率が良いと思います。アナリストができないなら自分でするしかないし、頂点を目指すならZer0のように自分で大量に研究する工程も必要です。)

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この動画は、けっして日本の事を下げるような意図で作ったわけではありません。
建設的な議論の花が咲いたら嬉しいです。
今回も、ご視聴&お読みいただき、ありがとうございました!

配信元:https://www.twitch.tv/strafingflame
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