【Apex Legends PC】国内外の有名プロ・ストリーマーの感度を分析!オススメの最適解はコレだ!【初心者向け】

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今回は、感度について話していく。

この項目もキー設定と合わせて、中級者以上の人は既に、自分に合った数値を把握して、それに対する慣れを深めていく時期にあると思う。

しかしその一方で、いつになっても「もっと良い感度があるのではないか」と思い、微調整してしまう項目でもある。


そこで今回は、結果を出しているプロ・ストリーマーのみに焦点を合わせ、Apex Legendsにおける感度の理論値(理論上最適な値)を算出していく。

もちろん、設定というジャンルである以上、究極「本人が使いやすい数字が一番」であることは否めない。ただ、Apexが一定のルール・マップ・武器・キャラの能力で戦うゲームである以上、大部分の人間に当てはまる最適解は存在する。


この記事では、それを明らかにすることで、初心者はもちろん、中級者以上の人も、改めて感度を見直すきっかけになるとうれしい。

それでは始めよう。


※1 この記事で紹介している各プレイヤーの感度設定は、プロのデータのリストだけでなく、個別の名前で検索して出てきた数値も使用している。

※2 もう修正されたかもしれないが、Steamで起動するのとOriginで起動するのとで、若干感度が異なるという情報がある。(Steamだと0.2ほど高くなるとか。)感度を取り上げているのは競技選手も多いので、この記事の基準はOrigin起動の感度だという事にご留意いただきたい。

Contents

結論

設定系の記事でいつもやっているように、まずは結論から述べる。

感度設定の数字は全てDPI400基準。(記載がややこしくなるので)

他のDPIの人は、都度変換して読み進めてほしい。


キーワードは3・2・1だ。

  1. DPIは400(高感度のみ800)。
  2. 振り向き感度の基準値は3.0
  3. そこからやりにくくない範囲で下げていき、2.0くらいまでに収める。
  4. ADS感度の倍率は1.0でいい。

さらに、

当ブログの分析による結論感度

体格・マウスの持ち方・プレイスタイル等、諸条件を度外視して、手っ取り早く最強の数字が使いたい人は、2.4・1.0でプレイし、そこから微調整すると早い。

理由は『振り向き感度』の「低感度の有名プレイヤー」にて。

※高感度については、記事内で別途ふれる。


とてもシンプルなまとめになってしまったが、分析に使ったデータはたくさんある。

順に紹介していこう。

DPI

まず、DPIに関しては、400か800ならどちらでも良いとされているが、実際は、400の方が明らかに初心者向けである。

DPIは、マウスパッド上の1インチ(約2.5センチ)をDPIの数値で割った長さを一単位とする。そして、その一単位動いた時にどれだけゲーム内で視点が動くかが、ゲーム内感度である。

が、これは構造の話に過ぎず、結局感度は体感の問題に帰着する。(400DPIで一単位が0.06mmとか考えても、あまり意味がない。実際に最小単位で入力するシーンがあるのか分からないし、思い通りの所にレティクルを動かせれば、最小単位でコントロールできる必要性もないからだ。)

結局早い話、DPIが高いほど、同じ感度でも体感速く感じる。なので、基本的には良く使われているものの中で最低の、400を使う方が、遅く感じられてコントロールしやすい

「低感度で800DPIの選手もたくさんいるじゃないか」という反論は、確かに正しい。ただ、Apex界で最強のプロ集団の中でも、「1位じゃないと全く意味がない」を標榜する、あのRiddle(元T1)のメンバーが、軒並み400DPIを採用しているのは、絶対に何か意味がある。

北米で言うTSMのキーマウ2人もまた、400DPI。なので、結果にこだわるなら、厳密には400DPIの方が良いと考えている。

しかし、例外も存在する。それは、高感度(400DPIの3.0より高い数値)の場合だ。

Apexでは、DPIの数値に関わらず、ゲーム内感度が3.0を越えたあたりから、視点移動がガクガクしてくる。先ほどの一単位の視点移動が長すぎて、なめらかでなくなってくるからだ。

そこで、400DPIで振り向きを調整している時点で、明らかに3.0を越えてくる場合は、初めからDPI800で調整することをオススメする。

こうすることで、400DPIでいう6.0(振り向き9cm以下)までカバーできるので、ほとんどのケースに対応できる。(というか、これ以上感度が高くて最上級レベルの人はいない。)

また、このやり方が正しい証拠に、様々なDPIの有名プレイヤーが存在する中、感度が3.0を越えている選手はいない。(下記記事を参照すれば分かる。)

よって、結論としては、DPIは基本400、感度が3.0を越えてくる場合のみ、800にしよう。

また、それ以上のDPIは、余計速く感じられるので、オススメできない。プロやストリーマーも、ごく一部を除いて、DPI400or800が圧倒的に多い。

振り向き感度

振り向き感度の基準値を3.0にした理由だが、知っている人も多いように、Apexのプロ・ストリーマーシーンにおいて、感度3.0はめちゃ多い。(振り向き17.32cm。)

名前を挙げると、CR=Ras、LG=ShivFPS、SCARZ=Mande、CLG=ImMadness・Apryze、RIG=TemplexZer0、そしてストリーマーのiZeroplus、他多数。

なので、基本この感度にしておけば間違いないのだが、プロなどの上級者以外にしてみると、この感度は基本的には少し高め。FPSのプレイ時間が長く右手の感覚が繊細な人だからこそ、使いこなせる数値だと言える。(特に腰うち時)

低感度の有名プレイヤー

ここで、プロの中でも一握りの“めちゃくちゃ強い人たち”に焦点を合わせると、上記以外の人達は、ごく一部の”外れ値”を除き、基本低感度でプレイしていることが分かる。

※感度の()内はADS感度。書いていない場合は1.0。

名前DPI感度振り向き備考
ImperialHal4001.4(最新)37.11cm世界一の司令塔
Reps4001.828.86cmTSMのジブラルタル担当。
Euriece8001.1(0.8)23.62cm単機性能世界一もありうる
Crylix8001.123.62cm北米トッププロが絶賛する強さ
FunFPS4002.223.62cm異次元のエイムをする男
Rogue4002.223.62cmNRGのストリーマー。ランク上位常連。
Zach4002.322.59cmプロチーム・Cloud9の選手。IQ173
Hardecki8001.221.65cm 世界のプロが参加したソロ大会で優勝
ParkHa 400 2.421.65cm アジア最強RiddleのIGL
Karonpe4002.421.65cmアジア最強Riddleの選手
Zeder8001.221.65cm Ras・Sellyと共に戦う。高速ジブの異名も
Aimbot69748001.221.65cm FAV Gamingのプロ。鬼強い。
Lyr1c4002.421.65cmムーブメントの神。画面は16:10引き伸ばし
Stormen8001.221.65cm北欧のお父さん配信者。オクタンCEO。
YUKIO8001.221.65cmプロチーム・456のIGL
obly400 2.5 20.78cm ALGS・APAC-Northで最多キルポイント
lou4002.520.78cm 北米上位Sentinelsの中心選手
Diegosaurs8001.319.98cmエイムが異常に良い有名ストリーマー
Mondo4002.619.98cmSellyの代打でプロの試合に出る実力
Taisheen4002.719.24cmSCARZ Europeのプロ
sweetdreams8001.418.56cm北米トップレベルNRGの司令塔
Selly4002.818.56cmMr. ウイングマン。感度は頻繁に変える。
Cpt8001.418.56cmCRcupで複数回優勝。元プロ。
低感度の猛者たち(感度低い順)

この中でも、実績・動画から特に強いイメージがあるのが、太字&黄色マーカーの面々。

ご覧の通り、400・2.4(800・1.2)は数的にも多い上強いプレイヤーが固まっており、アジア最強Riddleの選手も採用している数値だ。

冒頭の結論にあえて「最適解は2.4」と断言したのは、上記の理由に加え、この表+多数の3.0使用者の中でも、大体真ん中くらいの感度になっており、誰にでも使いやすそうだと判断したからだ。

また、表の感度2.0以下に、欧米で特に強いプレイヤーが集まっており目を引くが、これぐらい低感度になってくると、多少腕のリーチがあったり外国人特有の上半身が厚めでタフな体型でないと、しんどい場合がある。

(例えば、ImperialHalは185cmあるしRepsは筋肉マン。もちろん、アジアのプロ・ストリーマーで超低感度の人もいるし、身長が低めのEurieceがかなり低感度なので、絶対ではない。)

それらも考慮して、日本人の閲覧が多いこのブログの結論に、2.4は妥当だと判断した。あとは各々の微調整に任せる。

また、感度2.0~3.0の間には、だいたいどの数値にも有名プレイヤーがいるような状況だ。この間に自分の感度が当てはまっている人は、安心してそのままプレイを続けてほしい。

豆知識として、日本の有名ストリーマー・釈迦さんも、体調によるパフォーマンスの差が少ないとして、低感度を推奨していることも覚えておこう。

高感度の有名プレイヤー

しかし、世の中にはとてつもない人々がいるもので、理論上相手に弾を当てられる右手の物理的範囲が少なく、不利なはずの高感度で、無双してしまうプレイヤーがいる。

しかも、視点移動が速いため動きがダイナミックに見え、その結果クリップが伸びて有名になった人たちも、下記リストには多い。

名前DPI感度振り向き備考
1tappy8001.616.64cmソロアリーナトーナメントで優勝
Faide17000.815.28cm1VS3の名手。ADSしながら振り向く。
rocker8001.715.28cm NRGのジブラルタル担当
Aceu8001.814.43cmCS:GOで有名に。キャラコン世界一
Nafen8001.814.43cmNRGの火力担当
Albralelie8001.814.43cmセンス◎パスファで有名なご意見番
iiTzTimmy18001.110.50cm9000ダメージ・一日でソロマスの男
高感度の猛者たち(感度低い順)

しかし、ご覧のとおり人数的には少ない。プロの設定リストには他にも高感度の人はチラホラ見かけるが、低感度のリストに対抗できるほどの強さ・ネームバリューを保持しているプレイヤーは、上記に限られる。

彼らに憧れて高感度の設定にしている人も多いかもしれないが、このように統計的に見ると、感度3.0以下に設定して上手くいくパターンの方が圧倒的に多い。

日本でも、Stylishnoobという化け物が、昔振り向き2cmで活躍しており、現在でもTimmyと同じDPI1800でプレイしている(振り向き5cm)が、これも外れ値の一種だと思う。

(ただし、名前を見ると分かる通り、高感度で強い人は、全員べらぼうに上手いため、極めると強い数字とも取れる。)

これらのデータを元にして、冒頭結論の設定指針ができた。

一応、3.0より感度を上げる場合は、Timmyの存在がある以上、振り向きの最低値は10cmだと考えよう。

しかし、異例中の異例として、オススメはしない。

ADS倍率

ADS倍率の話は、非常にシンプルだ。RasやCRYLIXは個別に設定しているが、基本的には皆1.0

やはり、倍率を付けると振り向きとADSに差がつきすぎるので、直感的に受け入れづらくなる人が多い。

よって、本サイトでも1.0を推奨する

倍率の決め方

ただし、ADS倍率は速い振り向きと精密なADS狙撃を両立することができる。

特に視野角が狭めの人は状況把握が遅れる傾向にあるので、振り向きを高めにし、ADS時のみ低感度のメリットを頂く方法もアリだ。(Rasの手法。)

その場合は、自分にとって最もレレレ射撃がしやすいADS感度を先に決めてしまい、そこから倍率を逆算して振り向き感度を決めると良い。

その際、プロ達が設定しているように、0.7~0.9くらいの倍率を設定すると、その分振り向きのマウス距離が短くなるので、状況判断や背後への素早い射撃がやりやすくなる。

数字の関係で、割り切れないなど調整が難しい時もあるが、ADS感度は変えないべきだ。振り向きは大体希望の数字になれば良いので、後は慣れよう。

なぜなら、ADSの射撃感覚はボット撃ちや実戦の撃ち合いを通してマッスルメモリーに保存されるが、振り向きは試合での移動・物資漁りだけでかなり慣れることができるからだ。

ちなみに、有名プレイヤー中最も高感度だったiiTzTimmyは、唯一ADS倍率1.05を採用している。

これは、振り向きとADSの角速度の感覚を近づけたいという意図だと思うが、以前調べたところ、振り向きと全く同じにするためには、もっと速くしないといけなかったはずだ。(1倍スコープで1.3倍程度)

なので、やはりTimmy独自のフィーリングによるものだろう。あまり参考にしない方が良いと思う。

おわりに

というわけで、今回は有名プレイヤーたちの感度を分析し、我々凡人でも勝てる可能性が高くなりそうな設定を分析した。

色々考えてみたが、僕はやはり低感度が強いと思う。相手に弾が当たる物理的な範囲が大きいのはもちろんのこと、ここまで読んできてくれた諸君は分かってくれると思うが、統計的に明らかだ。

試しにRepsImperialHalのような、かなりの低感度も試してみたが、慣れるまで合わせるのが遅くなるだけで、使い始めからかなり当たる。

なので、やりにくくない限界まで、3.0から下げていく。もしくは、当ブログ推奨の2.4から始めて、微妙に上げ下げして調整する。これらが最適感度への近道だとして、この記事は終わりにしよう。

他のApex記事にも、僕がタメになると思ってシェアしている情報がたくさんある。ぜひ参考にしてくれると嬉しい。

【編集後記】

本文でも引用したが、プロや有名ストリーマーの感度と合わせて、使用マウスとマウスパッドが一覧で見られるページを作った。

こちらも参考にして、ぜひ自分に合ったデバイスを選択してほしい。

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