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今回は、キーボードの置き方の話をする。
これまで、キーボード関連で様々な工夫の仕方、オススメ商品を紹介などしてきたが、置き方はまだ触れていなかった。
他のサイトでも“ハの字置き”、“逆ハの字置き”、“正位置”など紹介されていると思うが、どの置き方にすれば良いかは言及されていないようだ。(それか、やりやすい方で!と書かれている。)
しかし、再三再四言っているように(?)、スポーツのフォームは論理的に説明できなければならず、この「キーボードの置き方」も例外ではない。
この記事を読めば、あなたがこれからキーボードの置き方に迷わなくなることを約束しよう。
では、始めよう。
結論
結論はこうだ。
- レッシュフォースタンス理論でAタイプなら”逆ハの字”で手前に置く
- レッシュフォースタンス理論でBタイプなら”ハの字”で奥へ置く
- 正位置は非推奨
このブログでも度々引用している「レッシュフォースタンス理論」だが、気になる方はこの記事が分かりやすくまとまっていた。
簡単に言うと、電車のつり革を指で持つ人はAタイプ(外重心)。手のひらで持つ人はBタイプ(内重心)。
順番に説明しよう。
1. レッシュフォースタンス理論でAタイプなら”逆ハの字”で手前に置く
このタイプは脇を締めた方がスポーツ全般で上手くいく。
そのため、できるだけ左右の腕の距離は(自然な範囲で)近い方が良い。
よって逆ハの字で右腕のスペースを確保しつつ、手前に置いて脇をなるべく開かないようにする。
※画像で使用しているダッキーとまではいかないが、最低でもテンキーレスのように、短いキーボードが推奨。
そもそも、↑の記事で言っていたように、Aタイプには短いキーボードが必須だ。
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ちなみに、Albralelieは逆ハの字だよ!
2. レッシュフォースタンス理論でBタイプなら”ハの字”で奥へ置く
ここまで来れば、もう分かるだろう。
Bタイプは脇を多少開けた方がいいので、ハの字で奥に置き、スペースを確保すると共に、右腕も少し遠くで振るようにする。
プロでも通常サイズのキーボードを使っている選手は、Bタイプでコレに近い配置の可能性が高い。
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3. 正位置は非推奨
キーボードを正位置に置いてプレイするのは、論理的に考えれば非推奨だ。
マウスの可動範囲が最も狭くなってしまうことは、画像を見れば一目瞭然ではなかろうか。(ダッキーの横幅ならギリあり)
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あと、「プロの手元動画で正位置の人も多いよ」という意見があると思うが、あの人達は総プレイ時間の桁が違うので、少なくともこの類の話では参考にならないと考えていい。
このブログでは、プロほど時間が取れない人が、どう効率良く強くなるかを研究している。
おわりに
今回は、比較的シンプルな記事になったが、意味合いとしては、むしろ深い部類である。
ネットを見ていると、まだまだレッシュフォースタンス理論が浸透しきっておらず、キーボードの置き方とコレを繋げて考えている人は今のところ見当たらなかったが、この度編み出すことができた。
きっかけは、上でも触れた過去記事『【FPS】プロ御用達!Ducky One 2 Mini RGB 60% version 使いやすさレビュー!【Apex Legends PC】』で紹介したダッキーを使用していた時。
画像を入れて説明した「右の方に手を置くやり方」に慣れず、脇締め姿勢を実現する代替となる方法を考えていて、思いついた。
やはりこの、少しずつ前進していく面白さは、ジャンル問わず非常に楽しい。
今後も気づいたことがあれば記事にしよう。
以上!
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