今回は、弟が持っているものと合わせて、今までBATTLE BEAVERコンを2つ使ったことがある経験を踏まえて、結局BATTLE BEAVERコンの何が良いのかを紹介していく。
特にApex Legendsにおいては、NAプロの大部分がBATTLE BEAVERコンを使っているという現状で、値段が張ることはあるが、前々から気になっている人は多いはず。
この記事を見れば、迷っている人も買うべきかどうかが分かるはずだ。
それではやっていこう。
BATTLE BEAVERコンの2大メリット
①デッドゾーンが整っている
1つ目に紹介するのが最大のメリットで、デッドゾーンの設定が非常に良い。
今Apex Legendsで、名実共に最強感度と言われて久しいのが4-3リニア・デッドゾーンなしで、私もこれを使っているが、BATTLE BEAVERコンの操作のしやすさに慣れると、純コンには戻りたくないと思うこと必至だ。
というのも、BATTLE BEAVERコンはデッドゾーンの調整が非常に上手く、上記の感度でも、視点が勝手に動く程度が緩やかであり、方向もそんなに1方向に偏っている感じでもない。
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また、スティック周りの造りが非常に強固で、昔たまたまやってしまってスティックが緩くなってしまったやり方である、エイムリングを付けてぐりぐり回す、というような事をやってみても、結構長時間力を入れてやっと少し緩くなる程度で、純コンと比べて圧倒的に壊れにくい。
私も純コンからBATTLE BEAVERに移ったクチだが、純コンの時は良いコントローラーでも「勝手に動くならこっち」と方向が決まっていたり、BATTLE BEAVERよりスティックドリフトする視点移動の幅自体が広かった。(PS4コンは今までに4・5台触った)
だが、BATTLE BEAVERに移ると、「良いコントローラーってデッドゾーンなしでもこんなに使いやすいんだ」と思ったし、かつ、実は弟のBATTLE BEAVERがスティック強度+40%?だったかな、固いものしか入手できず、上記のやり方で緩くした際、「これだけ頑張っても緩くならない、壊れないって凄いな」と驚愕した。
(が、後々壊れぎみになったらしいので、やはりやりすぎには注意。というか、妥協してスティックの固さが不満なものを買うのは非推奨)
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そのため、巷で言われている「プロコンは壊れやすい」も、個人的にはBATTLE BEAVERには適用されないと思っている。
このように、4-3リニアで最高の力が発揮できる整ったデッドゾーン設定を、普通に使っている分にはかなり長いこと使用できる点で、特にこの感度を使っていく場合、長い目で見てパフォーマンスにかなりの差が出てくると言える。
②小さいサイズがある
これは確定ではないのだが、僕はPS4コンをBATTLE BEAVERが改造したタイプの商品(公式サイトで言うPS4 Quick Picks)、弟はBATTLE BEAVERがイチからフルカスタムしたコントローラー(公式サイトで言うController Designer)を、それぞれ持っており、そこから分かったことが一つある。
それは、前者は普通のPS4コンとサイズが全く同じで、僕の場合はトリガーのみボタンに変わっているだけなのだが、後者のコントローラーは使っているPADの筐体部分というか、カスタムは当然全て反映されているのだが、そもそもコントローラーのサイズが一回り小さい。
これは結果的に言うと、手の大きさ的に僕が小さいの、弟が普通のPS4サイズを買うべきだったと思っていたが、弟的にも小さいのの方が使いやすいらしく、よって厳密に言うと、手の大きさが小さくない、普通か少し大きいくらいであっても、人によってはBATTLE BEAVERの少し小さいコントローラーは使いやすいようだ。
(つまり、手が小さくかつフリークを付けている僕の場合、確実に小さいものの方が良かったとも言える)
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Apexのコントローラーとして最も小さい部類であるPS4コンでも、人によってはデカいと感じている事は、ネットの検索結果を見れば分かる。
だからすごく小さくしたPS4コンなどもホリから出ているが、レビューを見ている限りFPSには不向きで、確認してはいないが、ただでさえ個体差が激しいデッドゾーンの問題は、小さくする過程で悪化している可能性が高い。
よって、このフルカスタムのBATTLE BEAVERは、自分の思い通りにボタンを加速したり(マウスクリック)、背面ボタンがつけられ、上述のデッドゾーンもきれいでかつ小さめのコントローラーが良い人には、完璧だという話だ。
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ただ、この小さいサイズだが、我々の中ではまだ確定ではない。というのも、時系列としては、まず弟がフルカスタムを手に入れ、「BATTLE BEAVERってちょっと小さいんや!すげえ!」となったが、
次僕がQuick Pickのものを注文する時、「これ写真的に純コンとサイズ一緒じゃない?大丈夫か?」と言ってて、届いたら本当にそうだった。だから「フルカスタムのみ小さいサイズなのか?」という所で止まっているが、それ以降は買っていないので確実な情報とは言えない。
ちなみに、今フルカスタムの注文のページで一通り見てみたが、サイズを選ぶような選択肢はやはり存在しない。気になる人は、別の情報なども頼って自己責任で購入してください。
USB-Cについて
BATTLE BEAVERに関して、よくUSB-Cが使えるからUSB-Aより応答速度が速いという情報があり、たしかにこれは正しい。
ただ、原則オーバークロックが使えない世界大会などと違い、一般プレイヤーはソフトウェア「hidusbf」でPADの応答速度を1msにできるので、あまり大した問題ではないように感じる。
オーバークロックに関しては以前このような記事を書いたが、最新の手法は以下の動画で紹介されている。
個人的には、PCを替えてうっかりオーバークロックを忘れていた時に気づいたのが、レレレを追うのはオーバークロック時の方がやはり強いと思った。
が、この前自分の歴代最強ボタン配置について触れたが、3連プレデターを倒したり、「今のファイトは今までで最高の出来だな」と思った時なんかは、大抵オーバークロックをしてなかった気もする。
これに関しても、個人の反応速度や合ってる合ってないがありそうなので、自分で試行錯誤してみてくれ。
おわりに
今回は以上だ。
結論を言うと、BATTLE BEAVERはNAプロがみんな使ってるだけあって、Apexで強くなりたいなら買っておいて損はないコントローラーだと思う。
ただ、僕もそうなのだが、トリガーは短くしなくても最悪(トリガー)デッドゾーンを高にすれば純コンでも良かったり、特にカスタムはいらないかなという人は、デッドゾーンの扱いやすさだけにお金を払うことになり、少しもったいない感はある。
ただ、それでも今純コンに急に戻ったらとイメージしてみると、4-3リニア同士で戦う時、どうしてもBATTLE BEAVERに分があるなと思ってしまう。というか、プロがスタンダードで使っているせいで、どれだけ上手くなってもスティックドリフトの幅が広いと、それだけでプロの画面ではないと感じてしまうみたいな。
この記事は当然BATTLE BEAVERからお金をもらっているのでもなければ、便宜上公式サイトへのリンクは付けているものの、プロのプレイヤーみたいに「CODEは○○」みたいなアフィリエイトもない。
Taishi Kitanagaの率直な意見としてまとめさせてもらったので、参考になると嬉しい。それではまた今度。