タイトルの通り、座りすぎで寿命が縮むという話は有名だ。
僕は家にいる時間が長く、したがって、座っている時間も長い。
一日一度は筋トレor散歩をするようにしているが、それでも健康に関してはやれることを全てやっておきたい。
そのような思いで、今回スタンディングデスク(卓上で高さを調節するタイプ)を導入してみた。
詳しくは後で書くが、日常での運動に加え、さらに健康志向の生活になったと確信している。
ぜひ参考にして頂きたい。それでは始めよう。
スタンディングデスク&必須グッズの紹介
今回購入した商品は、こちらだ。
机の上に置き、高さを調節するタイプのスタンディングデスク。
接地面の大きさが、横64cm×高さ42cm。天板(作業面)の大きさが、横76cm×縦51cm。
一般的なデスクの横の長さが120cmなので、横向きに置くとだいたい半分くらいが埋まる。
数字で示しても伝わりづらいだろうが、天板の大きさは、置いてみると「けっこう大きいな」と思えるレベル。モニター、キーボード、マウスを置いても全然余裕がある。
色展開は三色で、黒・白・木目から選べる。
僕はこの記事で紹介したバウヒュッテの高さ調整できるデスク(黒)を使っているので、それに合わせてスタンディングデスクも黒にした。
素材は、バウヒュッテのデスクと同じく合成樹脂のような質感で高級感がある。
また、高さの調整は天板横のスイッチを押しながら上下に動かすだけなので、非常に手軽だ。(耐荷重を上げるため?押し上げる圧が結構強め。説明章にも書いてあるが、物を置きながらの高さ調整はやめておこう。)
このデスクを使い始めたその日、すぐに気づいたのが、普通に裸足や靴下、スリッパで立つのでは、すぐに足がしんどくなって続かない、という事だ。そこでこれらの商品をすぐに購入した。
マットは、実際に立ち仕事の工場などで使われているもので、アマゾンのレビューがすごく良かったので購入した。見た目は強化発泡スチロールみたいだが、質感は皮のようで、弾力がありすぎず自然に使用できる。
シューズはナースシューズという呼ばれ方もされており、室内での仕事でよく使われているようだ。ソールのクッション性が高く、また、夏用の靴に使われるような編み込み構造のため、通気性が高く家でも気軽に履ける。
これらの商品を併用することで、体への負担(主に足)を最小限にしてスタンディング環境のメリットを享受できる。
この次は、スタンディングにおいて大事な「どれだけの時間やればいいのか?」と、「どういうタイミングで立ちと座りを切り替えるのか」について話す。
スタンディングの時間配分・切り替えるタイミング
実は、残念なことに、スタンディングの科学的なメリットを示す記事は、多くはない。
それどころか、「スタンディングデスクは意味がない」という記事すらある。
記事の内容を箇条書きで要約すると、
- 座りすぎが健康に悪いのは確か。
- 立ちすぎも健康に悪い。どちらかをずっと行うとすれば、立ちすぎの方が悪い。
- 座っている時の行動でリスクが変わる。いわゆるデスクワーク(頭脳労働)はあまり健康に悪いわけではなく、座りながらテレビを観るなどの行為は健康に悪い。エネルギーを消費しているか、が大事。
- よく体を動かす習慣がある人は、座る時間が長くてもリスクが少ない。
- ただ立つよりも、トイレに行く、物を取りに行くなどのちょっとした運動で座るリスクが大きく緩和される。
このように、運動の習慣があれば、座る時間にそこまで頓着する要因は少ないように思える。
それでも僕がスタンディングデスクを導入したのは、体感として、長時間座った後は体が運動不足を感じて貧乏ゆすりが発生したり、心臓に悪いような感覚があるからだ。(特に寝る前に起こる。)
自分で実際にスタンディングデスクで作業してみた感覚として、このようなブログを書いたり動画を編集するというような、頭を使う生産行為は、スタンディングデスクと相性が悪いように感じた。
そもそも立っていることでエネルギーを消費しているのに、その上で頭を使うので、短時間でかなり消耗してしまうのだ。
よって、そのような”考える作業”の時は、多少気持ち悪くても、座り姿勢を維持することをオススメする。(スタンディングデスクに切り替えはしないものの、立って伸びをしたりするだけでかなり違う。)
実際、要約の方にも頭脳労働での座りはリスクが少ないと書いた。
しかし、それ以外の時間では、できるだけ立ちと座りをバランス良く取り入れることで、長時間座るリスクを最小化したい。
そこで、デスクにいる時間の1/4~1/3くらいが立ち時間になるように、気が付いた時に切り替えるというのが、僕の結論だ。
特に、あまりエネルギーを消費しない類の行為をしている時にスタンディングにすることで、家にいても知的生産行為・リラックスのための娯楽行為の両方でカロリーを消費し、健康をキープすることができる。
具体的には、ネットサーフィンや動画視聴などの時間は、積極的にスタンディング姿勢にしたい。
モニターを複数所有しているならば、両方つないでマルチディスプレイにしてもいいし、ノートパソコンなら持って移動させるだけだ。
また、スタンディングデスクのメリットを健康以外の視点で示した嬉しい研究結果もある。
『勉強にスタンディングデスクの効果はアリ、その科学的根拠とは』という記事では、立ったり座ったりを切り替えることで、座りっぱなしよりも眠くなりにくく、学習効果も高いと解説している。
ただ、スタンディングデスクでの環境を充実したものにするには、ある程度の作業スペースがいり、それはつまりスタンディンングデスクそれ自体がけっこう大きいという事だ。
卓上スタンディングデスクを使い続けるにつれて、その置き方で環境の使いやすさが大きく変わるな、という事に気づいたので、3つのレイアウトを紹介する。
卓上スタンディングデスクの置き方
メインデスクに横置き
おそらく最もスタンダードな置き方。一番最初に試した。
先にも書いたが、一般的なデスクにおいて、半分ちょいがスタンディングデスクになるため、見た目むしろ「スタンディングデスクがメイン」状態になる。
しかし、前章で書いたように、実際にスタンディング環境を使う時間の配分は、少なくとも座る総時間を越えるわけではない。
なので、この置き方はあまりオススメできない。メインである座りでの作業、そのスペースが小さすぎるからだ。
特に、PCでFPSをプレイする人は、キーボード&マウスでのプレイが実質不可能なレベルになるので、成立しない。
メインデスクに縦置き
実はこのスタンディングデスク、天板が大きいので縦向きに置いてもそんなに不便を感じない。
このやり方であれば、スタンディング環境はメインデスクの気持ち1/3程度になる。
もちろんスタンディング環境での手元面積が若干減るが、これも前章で書いたように、本当に力を入れてやる知的作業は依然座り環境でやるので、気軽にネットサーフィンをしたり動画を鑑賞するのがメインになる立ち環境では、そこまで机のスペースを必要としない。
なので、この置き方はけっこう理想に近く、次の章で書く「サイドデスク」がない人にとっては、最も有力な候補になる。
ちなみに、座り環境のスペースについては、マウス感度が高めの人ならばFPSがプレイできるくらいだ。
サイドデスクに置く
これが、現行の僕のスタイル。この記事のサムネで写っている配置になる。
長いことスペースの関係でデスクトップPCを床に直置きしていたが、今回スタンディングデスクをサイドデスクに置く形で使用するため、久々にサイドデスク下に収納し、見た目もスタイリッシュになった。
(サイドデスクもバウヒュッテの記事で紹介している。)
アマゾン等の商品ページに写真が載っているが、このスタンディングデスクの足元は、四角い枠のようになっているので、その中や外のスペースは、全て机として使用できる。
そして、書いたように天板が大きく、モニター以外にも圧倒的にスペースがあり、さらに元のメインデスクのスペースはフルで使うことができるため、自由度が最も高い。(それでもデスク周りはきれいな方が良いが。)
もちろん部屋の中でデスク関連に取ってしまうスペースも一番大きいわけだが、サイドテーブル・スタンディングデスク共に縦置きしているため、机の総横幅としては、1.3倍程度に過ぎない。
アマゾンのモニターアームでモニター下のスペースすら使えることも含めれば、ここまでの環境をゼロから用意するのは骨が折れるが、サイドテーブルとスタンディングデスクを用意するだけでかなり世界が変わるので、ぜひ試してみてほしい。
おまけ:家でできる運動
できるだけ毎日公園に散歩に行くようにしているが、できない日も増えてきた。
そんな時に、僕がよくやっている学生時代体育でやっていた準備体操を紹介する。
- 立つ。
- しゃがむ。
- 手をつく。
- 足を後ろに伸ばし、腕立てで突っ張った格好になる。
- 足を戻す。
- 立つ。
- 頭の上で手をたたく。
- 1に戻る。
たしか名前があったはずだが、忘れてしまった。
10回やっただけでもけっこうしんどいので、試してみてほしい。
どうしても家を出れない時に、気軽に有酸素運動ができる。
さいごに
しばらく記事が更新できていなかった。
というのも、僕の英語のレベルがさらに上がり、海外ドラマ等も字幕なしで見始めるタイミングに差し掛かってきた。(受験以外で学習開始後丸7年が経過、8年目。)
日常で触れる文章・音声・動画・そして心の中の独り言すら英語だ。
こうなってくると、もはや作るものも英語になるのが自然。しかし日本語では今まで獲得してきたアクセス、信用がある。そんなことを考えている内に1か月くらい経ってしまった。
アフィリエイトやマーケットのことを考え、一旦もう一度日本語で記事を書いてみようと思い、筆を執ったが、この記事を書いている間に頭が日本語で埋め尽くされるのを防ぐため、英語のラジオをかけっぱなしにして書いた。
未だに答えは出ていないが、毎日記事を書く時間は取る、でもそれ以外の時間は英語で精いっぱい遊ぶ。そして経験したタメになることは、全て記事にする。そんなスタイルもありなのかもしれない。