今回は、下記記事でプロ使用率NO.1に輝いた、キーボード「Logicool GPRO X」をレビューする。
従来の、青軸ベースにオプションで赤軸・茶軸に替えられるものに加え、最近、初めから軸を選べるかわりに後から替えられないモデルが出た。
僕は、少し前に買ったので前者だが、FPSプレイヤー御用達の「赤軸」にスイッチを入れ替え済みなので、赤軸のレビューとして書いていく。
結論としては、目に見えた圧倒的な変化というよりは、全てが高水準で使いやすく、これと言った文句が出てこない製品だ。
それではやっていこう。
「Logicool GPRO X」メリット①キー配置
ロジクールのキーボードは、他に執筆用として、「G913」を所有しているが、ロジクールのキーボードはとにかくキーの配置と感覚が絶妙で、慣れを全く必要としない。
以前紹介した「Ducky One 2 Mini」は、60%タイプということもあり、小さい基盤にぎっしりキーが詰まっているので、押しやすさに関しては微妙だった。
しかし、こちらはテンキーレスのため、スペースが十分にあり、結果キー同士の間隔も丁度良い感じで、ストレスがない。
「Logicool GPRO X」メリット②キーの押し心地
赤軸は、スコスコという押し心地で有名だが、まさにその通りで、余計な騒音も少なく、とても使いやすい。
Duckyの時には銀軸を選んだが、個人的にはこちらの方が好き。
Duckyも応答速度という名の、実質アクチュエーションポイントを弄れたが、結局総合的に、銀軸の反応は速すぎて微妙という結論に達した。
(押し心地自体はほぼ変わらない。若干GPROの方が底がふわっとしていて安定感がある。)
「Logicool GPRO X」メリット③応答速度
キーボードの応答速度は、体感で差を感じるのは正直ほぼ不可能。
しかし、トッププロも愛用しているだけあって、キーボードのスペック面でのクオリティは、無論最高レベル。
当然ロジクール製のLIGHTSPEED技術を搭載しているので、応答速度を言い訳にすることは、もはやできない。
「Logicool GPRO X」メリット④値段
これまでは、本体が一万ちょいと替え軸が6000円程度と、デフォルトが青軸なのを考慮すれば、18000円程度するキーボードで、良いと分かってはいても、敷居が高かった。
しかし、今回(購入後に軸は替えられないものの)初めから赤軸で1万ちょいのモデルが出たことで、Duckyやその他ちょっと良いキーボードと価格帯が変わらなくなった。
正直、値段が同じなら王道ロジクールで間違いない。プロの使用者もめちゃ多い(DuckyだったSellyも今はコレ)し、文句のつけようがない。
ダメ押しの価格改定。
「Logicool GPRO X」デメリット①60%ではなくテンキーレス
ダッキーとは違い、60%ではなくテンキーレスの横幅なため、脇締め姿勢の方がパフォーマンスを発揮できるタイプは、短いキーボードの方が好きだろう。
僕の最近の見解では、つり革を指で持つか手のひらで持つかは左右ではなく前後の適性のため、世間で言われているAタイプ=脇締めは間違いなのではないかと思っている。
僕は本来若干ガニ股なタイプで、テニスの時にもむしろ脇は開いていた方がやりやすかった。それに気づいてからは、FPSでもテンキーレスで腕の間隔を広めにとっている。
なので、外重心か内重心かで脇を開く・閉じるを選んだ方が、理に適っていると言える。
その辺りも考慮して、キーボードを選ぼう。
「Logicool GPRO X」デメリット②LAltが押しにくい
これはGPRO Xに限ったことではないが、ゲーミングキーボードでLAltって押しにくくないか?
スペースのすぐ左にあれば良いものを、永久に使わない「無変換」とか言うキーを挟むことで、LAltが押しにくくなっている。
ダッキーの時はスペースのすぐ左にあって押しやすかったので、これに関してのみ、明らかに評価ダウン。
まあLAltはそんなに頻繁に押すキーでないことが多いので、そこまで影響しないし、このレイアウトのため、メリット①が書けたとも言える。
軸の交換は結構大変
ちなみに、軸を切り替えるタイプのものを買った場合、実際に交換するのは結構大変。
以下が軸の交換終了時点の画像だが、ここからさらにキーのカバーを付けていかなければならない。2人でやっても、合計で20~30分はかかった。
まとめ
GPRO Xは、初めて触った時から、ほぼ初めてな感じがなかった。
それは僕がG913を持っているからというのもあるだろうが、それほど手に自然に馴染む。
良い意味で、「良いキーボード使ってんな」感が全くなく、キーボードを変えたことも忘れてプレイに集中していた。
もうゲーミングキーボードで他の物を試すことはないだろう。結論商品。オススメです。