英語を読んだり聴いたりをメインに10年ほど独学を続けており、翻訳字幕を制作していた時期もある事から、ゲーム配信などで英語版のゲームを瞬時に日本語に直したりできるようになった私。
そんな今でも、正直に言ってネイティブの書いた小説はまだまだ難しい。(スティーブン・キングなど)
なので、もっとビギナーの人達の中には、英語のリーディングをかなり難しいと思っている人も多いと思う。
そういう事を考えながら相変わらず習慣になっている読書を続けていて思ったのだが、やはり元々日本語の作品を英語に訳したものは、プロセスとして最終的にネイティブの人間が文章を作っている所は変わらないものの、外国人作家がゼロから作った小説よりも圧倒的に読みやすいことに気づいた。
自分は昔から村上春樹の作品は英語で読むことに決めているのだが、久々に最新の「街とその不確かな壁」を読んでいると、Amazon.com(アメリカのアマゾン本家)のランキングで調べて買った色々な小説よりも、かなり読みやすい。
他にも、竜馬がゆく/司馬遼太郎の英訳シリーズもKindleで出ており、今よりもっと初心者だった頃に楽しんで読んでいた。また、ライトノベルの翻訳も簡単なものはかなり簡単で、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の1巻を読んで、内容は合わなかったもののハードルは相当低く感じた。
ネイティブの本でももちろん作家によって違う部分はある。個人的にJeffrey Archerの本は読みやすいが、先述のスティーブンキング・シャイニングは途中で放棄した。まあ元々そんなに小説が好きな方ではないし、内容の趣味もあるけど。
他にも、最後まで読んでいないのもあるが読みやすい洋書を紹介しておく。
・LESSON in CHEMISTRY / Bonie Garmus、女性が今よりももっと冷遇されていた時代。
・古いけど、ネット図書館などで読めるA Dear Little Girlシリーズは良かった。
・前にも書いたが、ATOMIC HABITSは必読。
・THE THREE BODY PROBLEM(三体)は絶対面白いがまだ2割。
・この記事の文脈で、横山秀夫の64を英語で読んだが全然いける。同じ作品でも日本語と英語では受ける印象が異なるので好きな作品を両方で読むのも面白いかも。
・有名なSUBLTLE ART OF NOT GIVING A FUCKは読了しているが全く記憶がない。
・記事の趣旨であるオススメの村上春樹は、色彩を持たない多崎つくる・騎士団長殺し・海辺のカフカなど色々読んでおりどれも読みやすかった。ノルウェーの森は日本語でも読んだことがある。
・子役から作家に転身したJennette McCurdyのI’m Glad My Mom Diedは衝撃的かつ読みやすい。読んだ後、本人がYouTubeで大きめのインタビューチャンネルに出ている所も見た。
・WHY WE SPEEP / Matthew Walker。睡眠の重要性が知りたいなら必読。面白い。
最後に、ユヴァルノアハラリの最新作・Nexusは途中でかなり面白くなくなったのでやめた。歴史学者なのでしょうがないのだが、今までの話よりAIでこれからどうなっていくかの方に興味があったのだなと分かった。(そこまで辿りつかなかった)
【蛇足・個人的に読みにくかった、手を伸ばした当時レベルが足りてなかったであろうもの】
・WHERE THE CRAWDADS SING / Delia Owens
・THE TYRANNY OF MERIT(実力も運のうち)はYouTubeでだいたい内容を知ってから読んだが、かなり難しい。
・日本語で読んだポール・オースターのムーンパレスを英語でも読んで、他にもLEVIATHANなど読んだが、こちらも簡単ではない。
・PSYCOPASS・槙島聖護も紹介しているフィリップ・K・ディックのアンドロイドは電気羊の夢を見るか?は9割読んだようだが、たぶん分かって読んでいない(笑)
【あんまり好きじゃなかったもの】
・IT ENDS WITH US / COLLEEN HOOVER、モテない女子の妄想感がダメだった。(すみません)
・THE 5 AM CLUB / ROBIN SHARMA、意識高い系かと思ったがカルト感があり序盤でやめた。
Kindleのライブラリを見返しながら書いたものの、最終的に「俺、けっこう読んできたんやな…」となった。元々読むことが好きな人でもっとたくさん読んできてる人も大勢いるだろうが、勉強のため習慣として続けているにしては、頑張っている方だ。
継続は力なり!!