今日は、最近読んだ中でもかなり完成度の高かった、書籍『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』について紹介する。
この本は、数あるビジネス書の中でも「マーケティング」のみに焦点を絞り、主要書籍の要点をまとめてくれている非常にありがたい本だ。僕も読みながら、自分が頑張っていることに役立ちそうな部分に関して、メモを取っていった。
今回は、その中でも8つの大切な学びに関してまとめることで、読者にもビジネスだけでなく、うまくいってほしいとやりくりしている全ての事柄に活かしてもらえれば幸いだ。
ビジネス書を読む時は、説明がされている問題の具体例が書かれていると分かりやすいが、ここで書籍と同じ説明をしてしまうのは、芸がない。
そこで、ここでの学びを僕ならどう活かすか、このブログであったりゲーム実況チャンネルをやっている立場として、書いていきたい。(具体例の章を設け、そこで各章の学びをまとめて適用していく)
それでは始めよう。
1. マーケティングの原理
書籍『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』では、ビジネスの戦略策定のやり方に関して書かれている。
そこで大事なのは、企業の長期ビジョンから仕組みづくりをするという事だ。そして、そのためにまず、「何をやらないかを決める」。
具体的には、本書の「戦略計画策定ステップ」に記されているが、ここは省略する。
というのも、このステップの最終段階である「マーケティング戦略策定」に用いられる、「STP」と「4P」を含めて、個人の目標達成に使用するには、いささか使い勝手が悪い。
(おそらく本書のまとめかたが簡潔すぎてそう感じてしまうのだろう。数値が一切出てこず、個人の匙加減に聞こえてどうも要領を得ない。)
しかし、ピンポイントに取り入れるなら、かなり意味がある。オススメは、「戦略計画策定ステップ」の「事業ポートフォリオ」、「STP」の「ポジショニング」、「4P」の「製品戦略」だ。
この章では「事業ポートフォリオ」と「製品戦略」を説明し、次の章で「ポジショニング」について説明する。
まず、事業ポートフォリオだが、これは自社でどの事業を続け、どの事業をやめるか、ということを考えるセクションだ。
これには、「PPM理論」を使用するといい。(PPM理論については書かれていなかったが、読んでいて思い出した。)
PPM理論では、事業を以下のように分類する。
事業が所属する市場の成長率が高いか低いか、そして自分の事業はその市場の中でシェアが高いか低いか。これにより、事業を4つに分類することができる。
基本的には「花形」の事業を持つことを目指すが、伸びてはいない小さな市場で手堅くゲインを得るのも重要だ。(「金のなる木」)今は伸びていないが、これから伸びてきそうな市場のシェアを高めておく、といった考え方もできる。
また、市場は成長しているが、その中でシェアを取れていない「問題児」の事業を改善するのも手だ。もちろん、経費がかさむなら撤退してもいい。(基本的に伸びている市場は競争相手がウジャウジャいるレッド・オーシャンなので大きく成功するのが難しい)
そして当然、「負け犬」の事業は即刻中止すべきだろう。その市場がこれから伸び、かつシェアも取れるようになる、といったことは考えにくい。
製品戦略では、顧客に魅力を感じてもらえるような商品を考えるのはもちろんだが、「製品ライフサイクル」を意識することが重要だ。
このように、製品の売れ行きにもトレンド、寿命といったものが存在し、一つの商品の調子が良いからといって、その会社がずっと存続するかどうかは別の話であることがよく分かる。
よって、複数の商品を打ち出し、できれば導入期から衰退期まで幅広い商品を取りそろえたい。また、製品それ自体だけでなく、世間の流行り廃りによっても売上は上下する。定番の商品とトレンドに乗るための商品の両方がある状況が理想的だ。
これらの戦略を通して分かることは、成功する人間は、今現在の状況を良くするだけでなく、数十年単位で先を観て考えているということだ。
有名なマシュマロの実験でもあったが、今の利益を度外視して先を読める人間は、年齢に関わらず有能と言える。(Wikipediaでは、結局経済的背景がマシュマロを食べなかったか、ひいては将来の成功と最も相関が高かったという夢のない結果に。)
2. ポジショニング
ポジショニングは、マーケティングにおいて最重要の項目、と言っても過言ではない。
書籍『ポジショニング戦略(新版)』によると、ポジショニングとは、「消費者の脳内にある特別な場所に商品を位置づけること」だ。(日本語で言う”差別化戦略”が最も近い。)
その結果、特定のテーマにおいて、消費者の脳内に一番乗りすることが可能になる。例えば、炭酸といえばコーラ、車といえばトヨタなど。
(~といえば?で最初に思い出される、ということが強い武器になる、という話は、書籍『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』でも述べられていた。)
しかし、実際問題、そこまでの位置に行くのはとてつもなく難しいように思える。
そこで本書は、「ターゲットを絞って独占する方が、強力なポジションを維持できる」と説く。いわゆるニッチ市場というやつだ。
どこにターゲットを絞るか、顧客の頭の中を徹底的に洞察することがカギとなる。
少し抽象的な説明なので、最終章で書く、僕の場合ならどうするか、が良い例となってくれたらと思う。
3. ブランド
ブランドに関しては、本書の説明だけを読むと、ポジショニングと何が違うのか、少し分かりにくい。
僕は、ポジショニングは他者とは違う独自のポジションを築き上げる“手法”、そしてブランドは、ポジショニングが長期間成功したあかつきに得られる、企業において最も価値のある“資産”だと解釈した。
(「ブランド=資産」は書籍『エッセンシャル 戦略的マネジメント(第4版)』の言で、「ポジショニング→ブランド」が僕の解釈)
ブランド確立に成功した企業のビジネスは、短い一言で他と区別することができる。(『くら寿司』なら「全メニュー無添加」)
そして、消費者が同じカテゴリーのブランドと比較した際にも違いが明確に分かる、という特徴がある。(RASER製品なら、圧倒的技術力)
ブランド確立のコツは、「ブランド連想」を作ることだ。例えば、アップルならば、「クールなデジタル機器」。と言っても、言うは易く行うは難し。
また、少しズルく聞こえるかもしれないが、ライバル社の強みと類似した特徴を自社製品にもつけることで、ライバルの差別化ポイントを弱めることができる。良い所は積極的に真似してかまわないのだ。(特許を取っているのでない限り。)
スターバックスは、「最高(の企業)になれば、最大(の企業)になる」のモットーで、コーヒーカフェの頂点に登り詰めた。スタバは「自宅とも仕事場とも違う、第三のプレイス」として知られるが、これは質の追求がブランドに結びついた良い例だと言える。
ここからは、ブランドを築いた後の話をしよう。
まず、ブランドがあるからと言って、全てが順風満帆、というわけにはいかない。多くの製品の売れ行きには時期ごとに波があるし、経済の動向には常に影響されるのがビジネスだ。
ここで肝要なのが、「一度ブランドを築いたら、市場が変わっても絶対に変えるべきではない」ということだ。(書籍『ブランディング22の法則』)
ブランドの強みは、先ほど述べたように、特定のトピックにおいて、真っ先に思い出してもらえる状況にあることだ。そのせっかくの強みも、中途半端なスタイルチェンジで全て失われてしまう。
本書でも、企業のキャッチフレーズを変えて失敗した例を紹介している。それ以外にも、企業自体や既にブランドを確立している製品の、イメージを変えてしまうような新製品には注意が必要だ。
そして最後に、章の冒頭に書いたように、ブランドとは資産である。
商品や人材と同じく、「人々が持っている自社に対するイメージ」をどのように利用するか、しっかりと戦略を練るようにしよう。(書籍『ブランド論』)
4. プロセスの可視化
書籍『マッピングエクスペリエンス』では、本当に良いサービスを提供するには、顧客目線とサービス従事者両方の目線でプロセスを可視化しようと言う。
まず、顧客目線のプロセス分析は、「カスタマー・ジャーニー・マップ」で行う。(名前はそこまで重要ではない。)
横軸に時間経過、縦軸は、もっとシンプルでも良いのだが、サービスを経験した際のそれぞれのタイミングでの感情の上下を記載するところがキモだ。
これにより、顧客の現実への共感が生まれ、マイナスの心情になったところの何が悪いのか、改善策を考えるきっかけになる。
そして次に、サービスそのものの工程をより効率的にするために、「サービス・ブルー・プリント」を用いる。
画像の例だと、レストランのサービス工程を詳細に分割しているので、少しややこしい。個人の目標達成では、もっと簡潔に表せるだろう。
この例で言えば、注文してから料理が来るまで30分もかかるので、何とか改善しようという話だが、黄色い枠が顧客から見えるプロセスなのに対し、青い枠は顧客からは見えないところの作業になる。
サービス・ブルー・プリントはここを分けるのが特徴になっており、顧客に見えるかどうかで改善の方向性を変えることが可能となっている。
このように、サービスの工程を受け取る側と提供する側の両方向から精査することにより、サービスをさらに上の次元に進化させることが出来る。
僕がブログを書く工程と、読者の方がどういう工程をたどり読んでくださるかも、具体例のセクションで考察してみようと思う。
5. 物語の6つの要素
優れた企業には、優れた物語がつきものだ。
スティーブ・ウォズニアックと共にガレージでアップルを始め、Pixar・闘病・プレゼンなど、エピソードに事欠かないスティーブ・ジョブズ。
Eコマースがこれから伸びると確信し、西海岸に移って書籍のネットショップ・アマゾンを立ち上げたジェフ・ベゾス。
大学内の名刺交換的なアプリとしてザ・フェイスブックをプログラミングし、破格の買収交渉にも応じなかったマーク・ザッカーバーグ。
彼らの物語は、「だから私はこの企業を選ぶ」と消費者に言わせるだけの請求力を持っている。
書籍『サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ』によると、物語とは、人間にとって最も伝わりやすい情報の形態である。
ホモ・サピエンスが神話や宗教といった共通の物語を信仰することで、同じ目線に立ち、協力することができるようになった。
その他の動物にはできない大規模な”協働”が今日の人間の発展につながった、というのがこの本の要旨だった。(人間の他の動物にはない優れた点として、言語の運用も当然ながら挙げられる。)
では、物語であればなんでも伝わりやすいのか。そんなことはない。
広く受け入れられる物語(映画・小説etc)が、必ず含んでいる要素があり、それにしたがって物語を記述することで、僕達も消費者に自社の物語を知ってもらい、好きになってもらうことができる。
それが書籍『アイデアの力』で紹介されている、記憶に焼き付く物語が満たす、6つの原則である。(説明部分は僕の創作だ。)
- 単純明快である ー 複雑なストーリーは人々に伝わらない。昔話のようにシンプルな物語を。
- 意外性がある ー 予定調和な物語は、退屈だ。予想を裏切る展開があるから印象に残る。
- 具体的である ー 抽象的なテーマはイメージができないし難しい。小学生でも分かる内容がいい。
- 信頼性がある ー 事実を歪曲して伝えてはならない。人々は必ず違和感を持つし、いずればれる。
- 感情に訴える ー 心が動かない物語には共感がない。他人事のストーリーはすぐに忘れ去られる。
- 物語性がある ー 質の高い物語は記憶に焼きつき、人々を動かす力がある。
具体例の章では、この原則にのっとって、僕のプロフィールの構想を練ってみようと思う。
6. ビジネスはサービス
書籍『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』では、それまで主流であった、製品中心で考える「グッズ・ドミナント・ロジック」を批判した。モノ中心で考えると、顧客の視点が抜け落ちてしまい、消費者の満足度を上げるのが困難になるからだ。
そこで新しく提唱されたのが、サービス中心で考える「サービス・ドミナント・ロジック」。「全てのビジネスはサービスである」と定義することで、自然に「顧客志向」の企業となることができる。
より詳しく説明すると、このSDLロジックでは、「サービスとは、他者や自分のために自分の知識やスキルを使うことである」とする。その際、自社のビジネスがいわゆるサービス業ではない場合でも、商品(モノ)をサービスの一形態として考える。
本書でもラーメン屋の例が書かれており、ラーメンという商品を売っているのではなく、材料を仕入れてラーメンに加工するというサービスをしている、と認識することで、いくらおいしいラーメンを売っていても(モノ志向)、そもそもお客さんが空腹でないと成立しないという「顧客目線」を常に意識することができると書かれていた。
読者の方も、自分のやっていることを一度サービスとして考えてみれば、見逃していた改善案が見つかるかもしれない。
7. ビジネスは顧客との闘い
書籍『「闘争」としてのサービス』によると、サービスには、提供側が客を満足させようとするほど客は満足しなくなる、というパラドックスがある。
たしかに、高級鮨屋やフレンチレストランは、どこか高飛車で、客のレベルを品定めしているようなイメージがある。
実はこれが正解で、このような高級店は、人間の上下関係の性質を上手く利用しているのだ。
というのも、サービスの提供側が客を喜ばそうと頑張った時点で、客から見ると「自分が上、お店や店員が下」となる。
そして、人間は下の立場の人からのサービスの価値を低く感じてしまうのだ。なんて身勝手な話だろう。
よって、サービスは、言い方は悪いが、あまり顧客におもねることはせず、「こちらがしてあげる」くらいのスタンスでちょうどいいと思っておこう。なめられてはいけない。
本書のサービス・ドミナント・ロジックの項でも説明されていたが、サービスとは、提供者と顧客の価値共創であると言える。
なぜなら、サービスが良くなるよう必死に努力した所で、結局そのサービスを体験し、良いかどうか評価するのは顧客の領分だからだ。
フランス料理店の例で言っても、いくら素晴らしいサービスを提供したところで、客がマナーや料理の知識など、最低限のものを知らなければ、楽しめる確率は低いだろうし、その店の真の価値を測ることはできない。
つまり、提供者がサービスを改善し続けるのは当然として、顧客も、自身のセンスを常に磨いていかないと、そのサービスを受ける際に適したふるまいができないし、良いものを良いと言える審美眼が失われてしまうという事だ。
その怠惰は、必ず自分が提供者に回った際に負債になる。客の時こそ、自分の素の実力が出てしまうと心得ておこう。
8. アイデアの作り方
最後に、全てのビジネスの根底にある、「良いアイデア」を思いつくための方法をシェアしよう。
様々な書籍にて紹介されている超古典的な手法だが、だからこそ効果が高い。僕にとっては初めて知った情報ではなかったにせよ、常に意識しておかなければならない、最重要項目である。
書籍『アイデアの作り方』では、アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせ」であるとする。
例えば、iPhoneはiPod×携帯電話だし、ゲーム実況はゲームプレイ×実況中継(元々スポーツや競馬のもの)である。
そして、新しい組み合わせに気づくには、物事の関係性を把握しておかなければならない。関係性が近いものの組み合わせは、真新しいアイデアとは言えないだろう。よって、幅広い知識がいる。
というわけで、情報収集が大事なのは言うまでもないわけだが、この本では2種類の知識が必要だとしている点が、非常に興味深い。
それは、テーマに特化した専門知識と、世の中の様々な一般知識(教養)である。
どのようなビジネスであれ、特定のジャンルに属するものであり、それに関してプロフェッショナルであることは、当然求められる。
しかし、アイデアのきっかけとなるのは、たいていあさっての方向からの情報だ。よって、分野問わずあらゆる方向にアンテナを伸ばし、知識を仕入れては、専門分野と結び付けられないか、絶えず考える。これがアイデアの作り方だ。
また、実際にアイデアが生まれる時のよくあるプロセスについても解説されており、個人的にはここがかなり重要である。
アイデアは基本的に、めちゃくちゃ考えているその時には出ないことが多い。煮詰まって、一度リセットするために遊んで発散し、その後リラックスした時にふと思いつくのだ。
さらに、思いついたアイデアは、とにかく人に話してアウトプットすることで説得力を高め、さらに、自分とは違った専門分野や興味を持つ人と、ブラッシュアップすると良い。
具体例:北長大始の場合
ここからは、前書きで述べた通り、各章の学びを僕の場合ならどのように適用できるか、具体例として考えていく。
1. マーケティングの原理
長期ビジョン→仕組み 何をやらないか
まず、長期ビジョンからの仕組みづくり。そして、何をやらないかを決める。
僕のブログの活動でみんなに届けたいのは、成長を促すコンテンツ。そして、それを作る僕自身も、常に成長していきたい。
なので、読んで取り入れることで、少しでも目標達成に近づけたり、気楽にできるライフハックを提供できる記事を書き、それらを作る工程で、自分も成長できるようなものをインプットする。
そのための仕組みは既にできており、詳しくは、第4章の「サービス・ブルー・プリント」適用例で紹介する。
ここでは、その仕組みを効率よく運用するために、僕の生活を改善していく。ということで、現在の僕の習慣の内、新しく始めたピアノは、一旦中止しようと思う。
物事に上達するには、習慣にするのが一番の近道だが、その数を増やすほど、1つ1つにかけられる時間が少なくなり、それらの消化に常に追われる毎日になってしまう。
『Think Clearly』の書評記事にも書いた通り、「集中」は成功者が口をそろえて言うキーワードだ。
ピアノの教則コンテンツは、YouTubeに既にあるし、ブログの記事にもならない。(強いて言えば、ピアノをやるとココがよくなったよ、という記事。元々は僕の持論である言葉=音楽から、音楽センスを伸ばすことで、文章も良くなるのではないかという意図だった。)
また、部屋をシンプルにしておきたい僕からすると、88鍵の電子ピアノ+スタンドは、大きすぎる。(机・PC・本棚、それ以外は収納だと理想的)
何より、コードとベース音による伴奏で弾き語りをするのは、思ったより楽しくなかった(汗)
ただ、1・2週間の練習でもそこそこ弾けるようになっていたので、幼い時の体験通り、才能の多寡でいくと僕の中ではかなりイイ線をいっているようだ。また、現実の自分に少しゆとりがでてきたらやってみても良いかもしれない。
その分、読書やブログの執筆はもちろん、このブログの貴重なアクセス源になっている、Apex Legendsの記事公開のため、ノウハウを模索したり練習することをやっていこうと思う。
PPM理論
PPM理論は、事業のポートフォリオについて考える手法だった。もう一度、画像を貼る。
僕が今現在ネット上でやっている活動は、このブログと、YouTubeのゲーム実況チャンネル。(動画投稿はやったりやらなかったりだが。)
市場シェアと市場成長率を鑑みると、ブログは「金のなる木」で、ゲーム実況は「問題児」だろう。
以下がその理由だ。
ブログだけでなくネット上のサイトで情報を得る、という行為は昔から存在し、今まさに成長しているという感はない。どちらかと言うと、インフラのようなイメージだ。(スマホの普及で外出時にも気軽に検索できるようになったことは大きいが。)
また、そもそも日本語使用者が、長期的に見ると減少傾向にあるので、その点も成長とはむしろ逆である。
そして、僕のブログはその中でもあまり大きい部類ではないにせよ、Apex Legendsというテーマのみに関しては、実はGoogle検索で1位の記事も複数ある。
そういう意味ではシェアは大きいとしても良いだろう。よって「金のなる木」。
一方で、動画産業は今まさに成長している。(ただその分競争が激しい。)
動画の広告単価の変動はあるにせよ、これから高齢者にもどんどん広まっていくと考えると、今後もむしろ安泰だ。
言語的な側面を考えても、日本が移民を受け入れるかどうかは知らないが(受け入れる場合、聞けるが読めない人口が急増する→いずれにせよ動画有利)、一般的に言っても、活字を読むのに比べて音声と絵で構成される動画は、ハードルが低い(だから子供もYouTubeが大好き。本を読め^^)
僕のゲーム実況のシェアに関しては、言うまでもなく低い。(後で掘り下げる。)よって「問題児」。
本文でも書いた通り、基本的には「花形」の事業を持つことを目指す。
だが、市場シェアは工夫で伸ばせる可能性は自分次第である一方で、市場そのものの成長率は、業界のことなので、自分でなんとかできるものではない。
したがって、こんな記事を書いておきながらも、「問題児」のゲーム実況を「花形」に持っていく施策を考える。
そもそも、僕がゲーム実況にそこまで展望を見出していないのは、エンタメに必須のユーモアがなさすぎるからだ。
伸びかけていた英語版翻訳も、僕のレベルが上がりすぎてドラマや本でいいやとなってしまった。(繰り返すが、自分が成長できるコンテンツしかやりたくない。)かといって、弟とただ一緒にゲームをするだけでは、差別化要素がなさすぎる。
結果が出ている書き物との根本的な違いは、他の人にできないことができるか?である。書く時にはそれができるが、実況ではできない。そして、その違いがどこから来るかというと、アイデアの有無である。
そう、Apex記事もライフハックも、全てはアイデアから来ている。(書評は、どちらかと言うと、習慣と思考の積み重ね。)
であれば、ゲーム実況でも、アイデアを駆使してやってみるのはどうだろう?つまり、企画を考えるのだ。
僕のアイデアの源泉は、とにかく四六時中考えること。ならば、ゲーム実況の企画も、普段考えているアイデアと同じく、常に考える!これをこれからの方針としてみよう。
伸びている人は、アイデアがすさまじい。(最初の草むらでレベル100にしたり、魚に選択させてみたり、足でプレイしたり。)そして、これまでなんとなく、変なアイデアはその人たちの専売特許で、自分にはできないものと思っていた。
しかし、ゲーム実況をやっている人が無限にいる以上、抜きんでるには他の人にはない何かが必要だ。(ゲームがうまくて伸びている人のゲームスキルもその一種。)
ブログでできているのだから、実況でもできる。とにかく、この章の結論は、不十分な事業の改善策を出そうということだ。
製品ライフサイクル
製品ライフサイクルは、商品の売り上げの変遷をみるものだった。これももう一度画像を貼ろう。
これを、僕のブログ記事で考えるならば、まず目玉のApex記事は、おそらく成熟期以降にある。
ゲーム記事へのアクセス数は、そのゲームが流行っているかどうかにダイレクトに影響される。Apexに関しては、もちろんずっと人気は人気なのだが、最盛期は過ぎたかなと思っている。(と言っても、実際のアクセス数は増え続けている。あくまでも自分の印象。)
かといって、生活がかかっているプロプレイヤー・ストリーマーが国内外に大勢おり、急にサービスが終了したり、人気が急落するということも考えにくい。(FPSは、他に面白いソフトが出ない限りはプレイされ続ける。VarolantはTwitchで同程度の視聴者数がいるが、ジャンルが違うためあまり問題にならない。そもそもApexはコンシューマーでもプレイできるゆえ人口が多いが、Varolantは執筆時はPCのみ。)
ということで、僕自身も最近新しい切り口で楽しめているのもあり(また記事を投稿する)、このままApexを続けても良いのではないかと思う。というか、ゲームのプレイはマジで「記事にできるから」とかいう計算ではできない。(義務としてできるタイプの営みではない。)書評での選書もそうだが、自分が価値があると思ったことしかできないのは昔からだ。
もちろん、本当に長い目で見た時に、Apexの人気がなくなる可能性もあるし、Apexに代わる面白いゲームが出た時に、僕がハマるかどうかは分からない。
そんな時のために、今、一つ確実に言えることは、トレンドに乗るということが、ビジネスにおいてはめちゃくちゃ重要だ(Apex記事の爆発力で気づかされた)。なので、ゲームに関わらず、そういうヒットが見込める商品(トレンド記事・トレンド動画)を一つは持っておいた方が良い。
このブログのアクセス数的観点から見ると、もう一つくらい、大きなアクセスを見込めるジャンルがあると、安定すると思う。しかし、ゲームは一タイトル研究するだけでかなり時間がかかるし、体感的にもお腹いっぱいだ。何かゲームとは別のジャンルでトレンドジャンルがあるといいのだが…。
また、僕のブログで言うもう一つの柱、「書評記事」は、一応僕の中では常にある程度検索されるもの、いわゆる定番商品として書いている。しかし、実際僕が書籍を買う時に、逐一ネット上の書評を読むかというと、そんなことはないように、アクセス数はそれほど高くない。
自分の中では、本の紹介というよりは、本を読んで学んだことを、自分のこれまでの蓄積(思考・経験)を利用して考察し、より深めたり新たな意味を持たせることで、長期ビジョンとして取り上げた、「成長できるコンテンツ」を目指して作っている。
なので、自分が勉強していく限り、勝手にネタが増えていくのもあり、成長録・備忘録として、今後もやっていければよいと思う。
ちなみに、製品ライフサイクルは、「新製品が発売されると、まずアーリーアダプターが試して~」みたいな、イノベーター理論とも大いに関連するが、これはiPhoneとか新技術のやつなので、個人で活動している人は気にしなくて良い。
2. ポジショニング
ポジショニングの章で書いたのは、「~と言えば?」という質問に対して初めに思い出されるようになろうということだ。
そして、「ターゲットを絞って独占する方が、強力なポジションを維持できる」とあった。
このブログで言うと、やはりApex記事、それもデータをまとめたり、単にゲームの説明をしているのではなく、独自の視点から上達法を考察したり、FPS商品を詳しく比較しているものは、レアであり、「何か自分でも取り入れられることが書いてあるかも」と、読んでもらうことができる。
今後も、そもそも一番うまくなりたいと思っている自分自身が納得できるような、タメになる情報を出し惜しみせず公開していきたい。そのためには、情報収集と実験・検証が不可欠だ。
やってはいけないのは、Apex記事の弾数を増やすためだけに、誰でも書けるような記事を量産することだ。Apex記事のアクセスは、その質と思考の深さから来ている。
元々動画とは違い自然とできていたのが、良いものかどうかクオリティの判断と、良いものでなければ出さない方がマシという精神だ。これに関しては努力というより向き不向きだと思っている。
また、ゲーム実況においても、実はこのような差別化に成功していた時期があった。それが、海外改造ポケモンの翻訳動画や、英語版でしかリメイクされなかったPS1作品のPS4リマスター、それの翻訳だ。
ただ、僕がこういう小さな成功をした時に、やってしまいがちなのが、行為自体に価値が感じられなくなってやめてしまうという事だ。
改造ポケモンは、テキストを読んでいるのは楽しいのだが、ポケモンを育てて公式ポケモンよりずっと難しいボス戦の準備をするのが苦痛だった。(それがポケモンクローバーのようなオリジナルポケモンなら発見もあるが、ポケモンロケットエディションはほとんど初代と同じだったのも一因。)
リメイクの翻訳は、そもそも機会としてレアだったが、構造としては、海外でしか発売されていないゲームでも同じことができそうだ。(アクセスはされないだろうが。)しかし、翻訳する部分以外のアクションシーンや、ステージに隠されているお宝を、攻略動画を見ながら探すのが無理だった。
もっと言うと、実はApexの海外ストリーマーの翻訳動画を、全く別のチャンネルで出したこともある。自分のコンテンツと違ってこんなに簡単に伸びるのかと思ったが(僕の翻訳は翻訳忍者よりも上だ)、翻訳という行為自体で自分の能力が伸びるわけでもなく、単純作業なので無理だった。
というわけで、何回かサイコロで当たりを出しているにも関わらず、僕の生き方のこだわりが強すぎて続かなかった例がたくさんある。ようは、成長のない単純作業は、金を積まれてもできないのだ。
(ヒント:ちなみに、会社というものは、そういうやりたくないことは他人に任せて、自分は一番面白い所だけやろうという精神から生まれた。)
ここまで、僕の小さな成功例と、なぜ続かなかったかを書いてきたが、ようは、このような変なこだわりさえなければ、ニッチ市場を探して、ヒットしたら単純作業でも何でも、「それと言えば自分」と言われるまで、とにかくやり抜けば良い。
そして、そのニッチ市場は、とにかく自分が得意なものと関連しているのが良い。お気づきかと思うが、僕は動画では英語の翻訳でしか成功していない。(クラッシュバンディクーレーシングのショートカット集も、リメイクの発売が海外の方が早かったから、先駆けてできた。)ただ、じゃあ英語が得意だから成功したのかと言うと、違う。
書籍の翻訳でよく言われるが、翻訳書は半分くらいは翻訳者の作品と言っていい。それくらい翻訳というのは匙加減なのだ。そして、僕の翻訳がうまいのは、英語が得意だからではない。母国語である日本語がうまいのだ。そして考えることは、浪人時代死ぬほどやってしまい、もう病気みたいなものだ。(詳しくはいつかプロフィールを書こう。)だから日本語のApex記事も伸びた。
このように、うまくいくまではひたすら何か試す。うまくいったらそのまま継続したり、原因を考えて、他のものにも得意を転用しよう。このブログも、元々はゲーム実況の収録が夜できなくて、暇だったから始めてみただけだ。きっかけはだいたいそんなもんなのだ。
3. ブランド
ブランドに関しては、本文で述べた通り、ポジショニングが長期間成功したあかつきに得られる”資産”だと解釈している。
よって、僕の場合、ブログのApex記事をこのまま書き進めるのと、単純作業だとしてできなかった、英語関連のゲーム実況を続ければ、ブランド確立まで至る可能性はある。(Apexの上達記事はその性質上、定期的に投稿するのがかなり難しいが)
本文に書いた、「ブランド連想」を作ってみるとするならば、「独自のApex上達記事」と「英語版通訳実況」だろう。
そして、もしブランドが確立できるまで継続できたとすれば、そのトレードマークをずっと外さないことだ。
最近、Apexで感度や設定を変えないことのメリットを再び痛感しているが、やはり継続することこそが、スゴイ人とその他大勢を分ける、ただ一つの価値なのだ。
4. プロセスの可視化
本文で書いた通り、顧客とサービス提供者(自分)のプロセスを精査することで、改善策を考えてみよう。
カスタマー・ジャーニー・マップ
まずは「カスタマー・ジャーニー・マップ」(顧客目線のプロセス)。
ここでは、このブログへのアクセスパターンとして最も多い、Google検索からApex記事を見つけてもらう形式で見る。時系列は、上から下に流れる。
行動 | 感情 |
---|---|
GoogleでApex記事を検索(キーワードを打ち込む) | Apexの〇〇ってどうすればいいんだろう? |
僕のApex記事をクリック | この記事が良さそうだな |
読んでノウハウを知る(ここで大半が終了) | なるほど!or期待外れ… |
関連記事やランキングから気になった記事をチェック | この記事も有益かも |
読んでノウハウを知る(ほぼほぼここまでで終了) | なるほど!or期待外れ… |
(ごく一部)リンクから商品を購入 | この記事で紹介されてる商品は良さそう! |
(ごく一部)ブックマークに設定 | また読みにこよう! |
ここで顕著になることは、当たり前と言えば当たり前なのだが、ブログは記事の質がほぼ全てだ(汗)
感情の欄の「なるほど!or期待外れ…」が僕に対しての評価全てになるし、ここがプラスにならない限りは、商品の購入もブックマーク設定も起こらない。
ただ、面白いことに気づいた。それは、このプロセスの早期の段階は、まだまだ改善の余地があるということだ。
いわゆるSEO(Search Engine Optimized=サーチエンジン最適化)の話にはなるが、第一段階の検索時に1ページ目に現れることと第二段階で他の競合を退けてクリックしてもらう過程で工夫ができる。
それが、タイトルとメタディスクリプションだ。
まあ、正直タイトルにキーワードを入れるくらいは僕のような内容重視の人間でもやっている、サイト運営の基礎だ。ただ、今のところメタディスクリプション(検索結果に現れる、タイトルの下の説明欄)には何も記入しておらず、その記事の冒頭がただ表示されていることが多い。
ただ、今考えると、内容そのものに自信があっても、本と同じように、表紙が良くなければ開いてみる気はしない。メタディスクリプションは、売り出されている本の帯の宣伝文句のようなものなので、やはりクリックしてもらえるかどうかに影響してくるだろう。
これまでメタディスクリプションなしでも、かなりアクセスをしてもらっているので、あまり変に変えない方がいいような気がしていたが、これは良質な改善策になりうる。
また、関連記事やランキングだけでなく、トップページのレイアウトも、貴重なアクセス源になるだろう。ブログのトップページには、色んな記事を自分の好きな配置でまとめることができるので、YouTubeでいうチャンネルページと同じ扱いだと思っている。
最近も、ライフハックの欄を新しく作ってみたが、基本的には記事群の中でも特にクオリティの高いものを目立たせることで、このブログへの評価を上げていく狙いだ。
そして、最終欄のブックマークに関しては、書いていて始めて気づいた(笑)ブックマークしているだけでは、新記事の投稿で通知が行ったりはしないと思うので(RSSでない限り)、YouTubeでいうチャンネル登録ほどのインパクトはないだろうが、それでも誰かのブックマーク欄に常に僕のブログの名前が載っていて、潜在的に意識してもらえるというのはとても有難いことだ。
これもYouTubeに似ているが、目立たない範囲でブックマークをお願いする文言を入れてみても良いのかもしれない。
サービス・ブルー・プリント
次は、「サービス・ブルー・プリント」で、商品(ブログ記事)の生産工程について見ていく。
と言っても、シンプルすぎるので、単に箇条書きで記すことにする。
- 読書をし、勉強になった所をメモに取る。
- ゲームプレイ時や、日常生活での気づきをメモに取る。
- 記事のネタになりそうなものをピックアップする。
- 記事の設計図を書く。(PCに初めから付いているメモアプリ)
- ワードプレスで記事を執筆する。
- サムネなどを設定して投稿する。
生産工程で改善するとなると、できた商品がより良いものになるか、より短時間で作成できるかの、どちらかだ。
クオリティは正直思考の質の話になるので、アイデアの本を読んだり、運動等で脳を活性化させる方向で考えた方がうまくいくだろう。
なので、問題は製作ペースの話。正直、今の更新テンポに満足しているというわけでもない。
今の目標は、合計で100記事をこのブログで公開するということだが、今のところ約60記事。今年中とかは、まず無理だろう。
一応、この全行程は、既に習慣化されている。しかし、やはり実際の執筆にかけている時間が、まだまだ少ないと感じている。
一番良いのは、時間帯で固定してしまうこと。例えば、以前ゲーム実況の生放送をしていた時間帯には、絶対に書くと決めておくなどだ。
また、ネタ元の大部分を占める読書の時間も、本当はもっと増やした方が良いのだが、書評のアクセスがパッとしないのと、書籍を買ってもらってもほとんど収入にならない(というかアフィリエイト自体レートが低すぎて無理ゲー)こともあり、モチベーションが悪化している。
最近は英語の小説もかなり読みこなせるようになったこともあり、やっぱり読書ももっと英語でやりたいという欲がわいてきた。(定期的にこうなる。)
難しい話である。
5. 物語の6つの要素
この項では、本文で紹介した「物語の6つの要素」を使用しつつ、僕のプロフィールの構想を練ることにする。
以前から、ブログのプロフィールがシンプルなことについて、本当にこれで良いのか疑問を抱いていた。
たしかに、ブログは記事の質が全てだが、記事が良いなという評価になった時、書き手について気になり、プロフィールを見るのは自然なことだ。
その時に人物像がはっきりしていないと、ミステリアスな印象を与えられる反面、親近感が抱きにくく、少なくとも、もっとこの人の文章が読みたいな、という気持ちにはならないだろう。
よって、僕のこれまでの経歴や、僕という人間を知ってもらう上で大事な出来事など、プロフィールという形で紹介することで、多くはないだろうが一部の人に、北長大始という人で読んでもらうという方向性を付与できれば良い。
自伝みたいな大きなものでは全くないが、そのプロフィールの記述に、今回学んだ「物語の6つの要素」を含めるのは悪くないアプローチだろう。
まずは、僕のこれまでを箇条書きで並べてみる。(長くなってしまった汗)
- ゲームが好きな小学生。受験して名門中高一貫校に入学。
- 中学時代にテニス、高校時代にゲーム実況動画にハマりすぎて、劣等生。また、歌ってみた動画に触発され、イケボの研究を始める。
- 多浪生として鬱の日々。(人生について深く考えた)
- 大学に入り英語学習に目覚める。(未来への不安)
- 英検一級挑戦・留学。(成長への強迫観念・就活ガチ勢に囲まれ疲れた)
- YouTubeでゲーム実況チャンネルを作る。(原点回帰・好きなことをしよう)
- 新卒入社後、数か月で辞職。(社会不適合)
- 英語を教えつつ、ゲーム実況を続ける。(ストイックに続けるも結果出ず)
- ブログ開設。放置。(気まぐれ・思考の発散目的、得意を使う実験)
- コロナで仕事がしばらく休みになるも、急に再開。ストレスで再び社会不適合を自覚。
- 才能への考察が進み、イケボの研究を終了する。(10年以上続けた)
- ゲーム実況で英語版の翻訳を始める。(実況にも得意を活かす意図)
- ブログのApex記事が当たる。(考えること・書くことが形になった)
- 今に至る。(インプットを全て英語でする練習・Apexの研究)
そして、本文で述べた6つの要素を再掲。箇条書きと照らし合わせる。
- 単純明快である
- 意外性がある
- 具体的である
- 信頼性がある
- 感情に訴える
- 物語性がある
まず①、単純では全くない。かといってカッコの部分を外すと意図が伝わらない。もっと編集を施してスリムにするべきかも。
②意外性はあまりない。会社をソッコーでやめた所とApex記事が伸びた所くらい?
③具体性はある。というか抽象的な話は経歴には出てこない。ただ面白くはない。しかし、中学受験が全勝だったのや英検一級レベルまで勉強したこと、Apex記事が伸びたことなど、ちょいちょい成功体験があるのに自分で驚いた(笑)大学?まあネット上に東大京大早稲田慶応がゴロゴロいるなかで、特段書ける代物ではないよ…(涙)
④信頼性、まあ嘘は全く書いてない。すべてホントの話。
⑤感情に訴える。うーん…まあ頑張ってはいるんやろうけど、本質的に興味が外国語学習に向く人間って、自分で思ってるほど頭良くないよね、と思う(マジで賢い人間の興味の対象は、物理・数学・宇宙など)。あんまり変なこだわり持たずになあなあで人間関係やって妥協してたら普通に暮らせてたんだろうな、みたいな(絶対無理だけど)。同情でもない、普通に凡人だよねっていう評価。こうなるくらいならやはりプロフィールなど公開せずにミステリアスで行くべきか?
⑥物語性、つまり物語の質。まあ中途半端なタイミングでネットで稼げるみたいな風潮が入ってきた世代の人に多そうな感じ。つまりこんなやつは大勢いる。僕の場合浪人の期間があったせいで大学が終わるころには結構YouTuberとかが世に広まってた。それが大本の理由。見方によれば諸悪の根源。ただ、今でもたまに思うのが、僕がもしあんまり不安とかプライドがない人間で、浪人とかせずに大学1年からすぐ実況してたらどうなったかな、とは思う。実況自体は高校生から好きで、ずっとやりたかったのだ。
だいたいがグチになってしまったが(笑)、これらの学びを元にブラッシュアップし、箇条書きではなく文章という形で、いずれ僕のことを紹介できたらと思う。(まあこの箇条書きでだいたい言ってしまったが)
一つこれを書いていて思ったのが、僕はやはり何かを研究することが好きなようだ(この表現より稚拙な行為しかできてはいないが)。イケボの研究に始まり、ゲーム実況もブログも、どうやったらうまくいくかを常に考えている。Apexもどうやったらうまくなれるかを考えて記事を書いたし、そもそも根底にある、「努力と才能」という僕の人生の大きなテーマへの考察の進捗が、僕が次に何をするか決定する、重大な指標である。
自身のこの傾向は今後も常に大切にしていきたいと思う。なぜなら、義務ではなく”気づいたらやっている”類の営みで、言い換えればそれこそが”才能”に他ならないからだ。
ビジネスはサービス
本文によると、ビジネスはサービスであり、サービスとは、「他者や自分のために自分の知識やスキルを使うこと」だった。
僕の場合、何かの専門家というわけではなく、その時に自分にとって一番大事なことに集中しており、それぞれの分野のノウハウを貯めていっているので、それらをきちんと放出していくのが重要だと思う。
このブログをしっかりやり始めたのが結構最近なので、直近に考えたことしか発信していないが、今までの人生の中で色々工夫したことの中で、もっと書けることがたくさんある。
僕にとって、既にあるスキルを使うことより、新しいアイデアを試して改善する方が面白いので、つい記録するのがおろそかになってしまうので、要注意だ。
あと、英語のレベルが上がるにつれて、やっぱり作るのも英語でしたいという思いが強くなってくるのは以前も書いたが、おそらく最終的にはそうなると思う。
色々考えて、外国語でモノを作るのは経済的に成功が難しいとしていたが、それでも生き方として、やりたい形を追求しなければ、後悔するからだ。
7. ビジネスは顧客との闘い
この項に関しては、自然とできていた数少ないケースだと思っている。
というのも、別に文体が全てではないが、僕のブログの書き方はですます調ではない。
昔の記事(ゲーム実況のあにーとして書いた記事)は、明るくですます調で書いたが、久々に書いた時、勝手に今のような書き方になった。
この“である体”は、巷のブログの中では珍しい部類なのではないかと思う。
一般的に、ですます調の方が丁寧で、親切に情報を教えてくれているような印象があり、ネット活動では安牌だとされているだろう。
しかし、ゲーム実況(というより生配信)の時からこの姿勢は変わっていないのだが、僕は自分がやりやすい形でやるし、僕の書いている(言っている)事がよく分からんという人は、あんまり言わない方がいいが、正直センスがないか頭が悪いかのどちらかなので、別に見てくれなくていいし事実見ないだろう。(くらいの精神でやろうという話。)
経験上、リアルでもネットでもこちらの意図が伝わらないことの方が圧倒的に多いのは知っているので、いいなと思ってくれる人(数は少ないが)だけが見てくれたらいい。
言わないにしても、こんな態度でいるのは良くないなあと思っていたが、この「ビジネスは顧客との闘い」の章を読み、むしろ僕にはこの敷居が高いスタイルが合っているように思えた。
高級鮨屋が技術を磨き、客もそれにふさわしい毅然とした態度を取るように、僕は自身の成長にコミットし実験を重ね、本当に良かった事柄のみを書いていくので、読む側もそれを理解し、取り入れる努力をするメディアになっていくべきだ。(さすがに全文英語になるとアレなので、それは別の場所でやると思う。)
8. アイデアの作り方
アイデアの作り方の話も、今まで自分がやってきた事をきれいにまとめてくれている良い章だった。
今の自分をさらにレベルアップするには、やはりもっと知識を蓄積しなければならない。
僕の専門は、一応英語という事になるだろう。英語が専門とか、今後はだいたいの若者が話せるようになるだろうし、帰国子女を標準で身に着けてるぞ、と思うかもしれない。
だが、はっきり言って、ほとんどの帰国子女は会話がペラペラなだけであって、脳みそは空だ。いや、そもそも言語能力度外視で、本をよく読まない人は程度の差はあれ別の意味でペラい。
本当に英語が出来る人、というのは、日本人の意識の高い読書家がやっていることを、全て英語で行う。
いや、日本で書かれた優れた本は素直に日本語で読み、それ以外の海外で書かれた本は、英語で読む。
それが僕の理想だ。
そのために、もっと専門として誇れるような英語での読書力、そして英語字幕がなくても映像を理解できるだけの蓄積が欲しい。
そして、その英語力を用いて、広い一般知識を身に着ける。
これらがより進んだ時、もっと濃密なコンテンツをお送りできるだろう。
おわりに
具体例のセクションが思いのほか長くなってしまい、しかも自分語りばかりで申し訳なかった。
しかし、もしあの章を書かなければ、「勉強になったなー」として、何も現実が変わらずに終わっていただろう。
改善のアイデアが浮かんだら、実践しないと意味がない。これは鉄則だ。
読者にも今回の6つの教えを、しっかりと目標達成に役立てて頂くことを期待している。