【英語学習】Audibleを使って実質無料で英語力を爆増させる方法【リスニング】

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前回、久々の英語学習記事で、過去に書いた習慣をバージョンアップさせたものとして、Kindle Paperwhiteを使う方法を紹介した。

今回も同じような記事で、寝る前のリスニングのやり方を変えてみて、すごく良かったので共有しよう。

以前の記事で紹介したやり方は、「Podcastを聴く」という手法をとっていたが、今はAmazonの「Audible」を使っている。

もちろん、そもそもメディアとしてPodcastとAudibleは、「ラジオ」と「オーディオブック」なので性質が異なり、どちらが良いというものでもないが、英語学習で利用するにおいては、後者の方が優れていると僕は思う。

今回は、僕が実際にやっている習慣を先に示し、オーディオブックやAudibleのメリットも踏まえ、なぜこのやり方が良いのか、解説していく。

Contents

Audibleを使って実質無料で英語力を爆増させる方法

  1. 一日一回30分程度、Audibleでダウンロードした、洋書のオーディオブックを聴く。
  2. オーディオブックは、Audibleの「プレミアム・プラス」で得られる一か月に一度のクレジットで購入する。
  3. 次のクレジットが手に入るまで、同じオーディオブックをリピートして聴き続ける。
オススメのオーディオブックサービス

Amazon・Audible(日本版)=日本語の書籍も聴きたい人はこっち

Amazon・Audible(US版)=英語の勉強にしか使わない人にオススメ(AmazonのUSアカウントが必要)

Audible習慣化のメリット①読み聞かせ効果

我々人間が生まれた後、長い時間をかけて母国語を、まずは習得していくわけだが、その際に最も良いアプローチとして知られているのが、物語の読み聞かせである。

たいていの家庭は幼稚園くらいまでで終えてしまうイメージだが、実は、小学生になってからも続けると、有意に効果があると、どこかで読んだことがある。

(明確な科学研究は見つからなかったが、小学校低学年まで続けると、学力にも良い影響があるようだ。)

なぜ読み聞かせが教育に良いのか?という疑問の答えは、以下のサイトが非常に参考になった。

引用すると、「聞き手である子どもの脳で大脳辺縁系が活発に働くことにより、豊かな感情が養われる」ということらしい。

語学でも、音と感情をリンクさせることは非常に重要で、ただ暗記するよりもはるかに情報が脳に刻み付けられる。

Audible習慣化のメリット②繰り返しの効用

このやり方では、一か月に、同じ音源を何周かすることになる。

オーディオブックは一周に10時間かかるものもあるので、そんなに大量に回せるわけではないが、特に途中で寝てしまったりする時もあり、冒頭なんかは良く聞くことになる。

その際、話が分かっていれば、細かい表現などに意識を集中させることができ、かつ、僕がよく言っている、理解の自動化が進行する。

先ほどの読み聞かせを解説したサイトでも、繰り返すことのメリットが書かれており、子供のリアクションや読んだ後の会話が増えるらしい。

これも、ストーリーを把握するのに使っていた頭の回路を、知っている内容が出てくるであろう期待であったり、自分の頭で考える事に割けているので、認知力に余裕が生まれたという事だ。

ドラマを英語字幕で観る方法でも、分かっているものを繰り返す事の重要性について述べたが、幼児教育と語学にシナジーがあるのは、当たり前と言えば当たり前かもしれないが、興味深い。

Audible習慣化のメリット③語彙の強化

これまでの習慣では、オーディオブックではなくPodcastを使っていたため、使われる語彙数が限られていた。

どんな言語でもそうだが、簡単な日常会話だけなら数百の単語でできてしまうので、そればかり聴いていても中々ボキャブラリーが増えない。

その一方で、オーディオブックだと、元々が小説やビジネス書などの書籍なので、やはり表現が多彩で、聴いているだけで勉強になる。

(持っている小説でもビジネス書でも、何でもいいが開いてみると、いかに”普段の会話では使わない表現”が当たり前に使われているかが分かる。)

もちろん、その分難易度が上がるので、いきなり挑戦するよりは、Podcastやラジオに慣れてから行った方が良いだろう。が、僕はオーディオブックを聴くようになって、明らかに音声への理解度が高まったので、ぜひ挑戦してみてほしい。

Audible習慣化のメリット④記述ベースの英語に慣れる

先ほど語彙の話を書いたが、そもそも日本語で考えてみても分かるが、話し言葉と書き言葉は異なる。

そして、話し言葉が分かっても書き言葉が中々理解できない人は、母国語でもたくさんいるが(普段読書をしない層がこれに当たる)、書き言葉が分かる人は皆、話し言葉は基本中の基本で、簡単だと思っている。

つまり、書き言葉の方が知的に高度なのだ。

内容を考えてみても当然で、話し言葉は会話にしか使われず、カジュアルな内容がほとんどなのに対し(so・likeなどを使いがち)、書き言葉は小説や学問の本でも使われ、専門用語だけでなく単純に同じことを表現する言葉の幅が広い

(Podcastを聴いていると分かるが、研究者を招いて高度な内容を話している時も、単語が難しいだけで文自体はとても簡単なものしか使わない)

これは、目指す外国語レベルによるのかもしれないが、どうせ勉強するのなら、知的好奇心を満たすのにも使えるようになりたい所だ。

その点、オーディオブックは実際の書籍を音で認識することができるので、リスニングの練習をするのと同時に、リーディングの練習にもなる。

Audible習慣化のメリット⑤売れてる本は面白い

長年Podcastを聴いていると思うが、正直言って、めちゃくちゃ面白い番組、というのはない。

これはなぜかと言うと、編集者までついて限界まで推敲した”文章”と違い、やはり会話というのは即興のもので、エンターテインメント性や情報を系統だてて伝える=クオリティという点において、劣っているからである。

もちろん、あまり考えずに気軽に聞けたり、話している人が特別に好きだったりする場合。また、そもそもネイティブの飾らない会話を聴きたい時はむしろ有益だ。台本がないからこそ盛り上がる会話もある。

が、そのような場合でさえ、繰り返して聴くとなると、やはり質の高いものの方が何度聞いても面白いし、特にストーリーのあるもの(小説など)は、新しい発見があり、むしろ2回目以降が本番だとさえ思う。

僕のやり方では、一か月間同じものを聴くことで内容を熟知し、それが、ひいては初見の音声の理解度をも高めるという論理でやっている。(英語の文法・単語の聴き取りが自動化するから)

が、システムがそうでも、やはり聴いていて面白くないと続きにくい。

だからこそ、自分が面白いと思うものを選ぶことが重要で、その点オーディオブックは古今東西の名作が溢れており、一定の英語力さえあれば興味が続きやすい。

Audible習慣化のメリット⑥実質無料

オーディブルの「プレミアム・プラス」は、月額1500円で好きなオーディオブックが、毎月一冊手に入る。

オーディオブックを普通に買うと、3・4000円することがざらなので、実質無料で手に入る計算になる。

ちなみに副特典として、毎月一冊、オーディブルが決めた本もタダでダウンロードできるようだが、僕はUSのAudibleで契約しているので、会員専用のライブラリーにあるオーディオブックが聴き放題。

ただ、この方法で聴く場合は、結局自分で選んだ一冊を一か月聴き続けることにかわりはないので、無理にUSで契約しなくてもいい。

ただ、日本版だとどうしても日本語の書籍が大半を占めるので、英語の勉強のみに使う人、ネイティブスピーカーと同じサービスを使いたい人は、USで契約するのがオススメ。

Audible習慣化のメリット⑦プロのナレーターの朗読

先ほど、オーディオブックは言語獲得最初期に経験する、読み聞かせと同じだと書いたが、一つ違う点がある。

それは、プロが朗読しているので、登場人物の演じ分け感情を込めた抑揚の使い方などがめちゃくちゃ上手く、単純に作品としての完成度が高いことだ。

普通の素人のお母さんでは、到底真似できない。

もちろん、幼少期の読み聞かせは、母親の声だからこそ安心して、頭に入ってくるというメリットはある。

しかし、大人の英語学習は当然、そのような低年齢特有のブーストは使えない。(絶対音感を獲得できるのもこの時期)

だからこそ、クオリティの高いオーディオブックで純粋に楽しむことが、言語を自分のものにするカギとなる。

マジで、ハリーポッターのハグリッドやドビーの朗読を聴いてみてほしい。声だけでも魔法の世界へダイブできるんだなと、感動できる。

Audible習慣化のメリット⑧イギリス発音も学べる

これまで、発音をしっかり聴いて慣れる、という工程に一番寄与していたのは、ドラマの視聴である。

しかし、やはり面白いものの大半はアメリカで作られたものであり、実際僕も、今まで観てきたNetflix等の作品は、ほとんどがアメリカ英語であるという問題点があった。

英語という言語は、世界共通語という立場上、ネイティブよりも第二・第三外国語として学ぶ人の方が圧倒的に多く、話す人の母国語によって発音もかなり違う。

だからこそ、英語の二大発音である、アメリカ英語・イギリス英語を、まずはマスターしておかなくてはならない。(実は、ほとんどアメリカ英語しか触っていなかった時期にシンガポールへ行き、チャイニーズ・イングリッシュに苦戦した経験がある)

アメリカ一強の映像界とは違い、小説ならばハリーポッターはもちろんのこと、アガサ・クリスティシャーロック・ホームズもイギリスの作品。

それらを先述の素晴らしい朗読で楽しむことで、慣れてなかった発音も、気づけば自然なものに聴こえてくるようになった。

おわりに

今回紹介した方法は、始めてからそこまで日が経ったわけではなく、まだまだ試行錯誤の段階にある。

だが、初めてすぐに小説の世界を楽しむことができ、これまでPodcastを毎日聴いてきた成果が実感できたと共に、記事内でも書いたが、より学習者としてレベルが上がり、学べることの多い環境で習慣を続けることができるようになり、やって良かったと心から思った。

読者の皆も、まずは日常会話をそこそこ楽しめるようなリスニング力を培いつつ、定期的にオーディオブックも試して、面白さを体感してほしい。

以上だ。もう一度Audibleのリンクを貼っておこう。

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