最近、しばらくApex Legendsの記事が書けていなかったが、実は水面下でネタが蓄積されていた。
ということで、やっとブログを習慣化しようとしている今、それらを順番に放出できたらと思う。
今回は、たぶん他に思いついた人いないんじゃないか?という秘伝の技を伝授する。
キーマウで、練習しても全然うまくなってる気がしない人に向けて、合う人はめちゃくちゃ合うであろうデバイスの使い方。
ただ、合わない人は逆にキルレやプレイ時のしっくり感が減る可能性もある。どちらになるかはある程度前もって確認できる。
なんにせよ、気になる人はとりあえず導入してみてください。
設定は1分でできるので(笑)
導入:レッシュ4スタンス理論とキーボード
まず、この記事で触れたが、スポーツにおいてレッシュ4スタンス理論は非常に有用である。
そしてこの理論の中でも僕が常に注目していたのは、Aタイプが脇を締めるフォームに向いているのに対し、Bタイプは脇を少し開けるフォームの方が上達できるということ。
(ちなみに自分がAかBか知りたい人は、外部サイトですが、この記事を読んでみてください。めっちゃ端的に言うと、電車のつり革を指だけで持つ人はAタイプ、手のひらで握る人はBタイプ)
しかしAタイプの僕が常々思うのは、「キーボードが横に広すぎて、強制的に脇開かされるやん!!(泣)」ということ。
なので、基本的に工夫をしない限り、FPSのキーマウ界隈はBタイプが成功しやすい環境だと思っている。(今のところ)
ちなみに最前線で活躍するプロたちは、このリスクが可能な限り排除されるデバイスでプレイしている。
Apexの動画を少しでも観る人は頷いてくれると思うが、キーマウ界隈で最強のプレイヤーはRasとSellyだ。
大会で勝つためのムーブを加味すると、たしかにInperialHalやAlbralelieの戦況分析は圧倒的なものがあるし、Repsのプレイ時間:パフォーマンスの才能は群を抜いている。
しかしこの記事で着目するのはエイムやキャラコン、つまり個人技だ。僕も翻訳忍者をはじめとしてYouTubeのサジェストに出てくるApex動画はよく見ているが、単純な戦闘力においてRasとSellyは化け物だ。
また、最近9000ダメージのワールドレコードを達成し、ソロで1度の配信でブロンズからマスターランクに登り詰めるという偉業を成し遂げたiiTzTimmy。
そしてその兄であり(【後日追記】実際の兄弟ではありませんでした。よく勘違いされる模様。)、CSGO(カウンターストライク・グローバルオフェンシブ=名作FPS)の元プロ(プレイ時間5000時間以上)で、誰もが知る脅威的なエイムとキャラコンでApexをも沸かせた、おなじみAceu。
単体の強さにおいて特に挙げられるのは、この4名ではないだろうか。
そしてこの4名中、フルサイズのキーボードを使っているのはたったの1名(iiTzTimmy)。
僕はプロの使用機材をよくこのサイトで確認しているが、RasはLogicoolのG-Proなのでテンキーレス(キーボードの右端の数字を打つ部分がない)。
また、SellyとAceuはさらに短いDucky One 2 mini。この商品はテンキーレスよりさらに短い所謂60%バージョンというやつで、テンキーレスの状態からさらに矢印やdeleteキーのスペースすらない状態だ。(下の画像参照。)
他にも、TSM(北米プロ)のプレイヤーは皆LogicoolのG-Pro(テンキーレス)。(チームで契約していると思われる)
ここに並べるのはおかしいが、最近弟がプラチナランクで3000ダメージを達成した。使用キーボードは上述のダッキー60%タイプ。
何が言いたいのかというと、強いプレイヤーでフルサイズのキーボードを使っている人は少なく、これはAタイプの人が自分に使いやすい短いキーボードを使うようにしている結果だと推察する。
逆にTimmyのようなフルサイズキーボードで結果を出せるプレイヤーは、レッシュ4スタンスのBタイプだと思われる。
このようにスポーツでは、自分の体に合った道具を選ぶことで、飛躍的に上達することがある。
というわけで、この章の結論として、自分がAタイプだという自覚がある人は、なるべく短いキーボードを使った方が良い。
実践:禁断のキーボード配置法
ということで、Aタイプが手っ取り早く強くなるには、ダッキーを買うのが一番。(ダッキーは”ふもっふのおみせ“が正規代理店で、アマゾンではないので今回はいつものようなリンクは載せない)
しかし、僕も含めてそう安易に新しいデバイスに手を出せる人が多くないことは、想像に難くない。PC周りのデバイスって高いよね。
なので、今回は手軽に短いキーボードを使っている体感を得られる裏技を紹介する。短いキーボードどころか、がんばればマウスのすぐ隣に左手がある状況を作れる(笑)
どうするのかというと、一言で済んでしまうのだが、キーボードを逆さに使う。(大真面目)
ちなみに、今使っているキーボードの中でキーバインドの相対的な配置はそのままに、左手を右手にスライドさせてくるやり方も試したが、これはできなかった。
Enter付近のキーのいくつかがApexにおいてキー設定不可能なためだ。かといって少しだけ右にスライドさせるだけでは効果が薄い。
そこで考えてほしい(もしくは手元のキーボードを見てほしい)のだが、僕達の使っているキーボードのキーは、左上から右下に流れるような配置になっている。これはキーボードを上下さかさまにしても同じ、左上から右下に流れている。
よって「キーボード本体の上下を逆にして配置し、無理のない範囲で左手を右側に置ける位置を探し、正位置でやっていたキーバインドと相対的に同じ位置にキー操作を設定する」というやり方が成立する。
僕の場合はこのような恰好になる。(デバイスが汚れてて申し訳ない)
《上から》
《横から》
ワイヤレスキーボードやコードの位置が邪魔しないキーボードだと、ここまで右に寄せられる!!(逆にやりにくい?笑)
ちなみにフルサイズキーボードの通常ホームポジションで手を置くと、当然こう。右端との距離の違いをとくと見よ!!(笑)
普段と違い、左シフトやスペースキーに該当するキーが小さいので、難しく感じるかもしれないが、相対的な位置が同じなので、すぐに慣れる。(同じ理由でキー設定も一瞬で終わる)
キーボードによっては、キーの表面の文字盤を取っ払うこともできるので、そうすると誤爆の可能性はさらに減る。
ただ、1つ注意点があって、僕のキーバインドではスペースキーをしゃがみホールドにしているのだが、これは上下さかさまだとF1~F4キーあたりに該当する。
このキーでしゃがんだ時に、たまにホールドなのに切り替えで作用する時があった。なので、できればF1~F4キーでしゃがむのはやめておいた方が良いかもしれない。それか、初めから切り替えで使うかだ。
僕はしばらく慣れているホールドのまま使い、対策を考えていこうと思う。
また、画像にも映っているが、人によっては「リストレスト」(キーボードを使う時に手首を置くクッションのようなもの)が必要になるかもしれない。
キーボードによっては、奥側を高くするスタンドを寝かせても、まだ奥が高いからだ。
そもそも普段使いとして重宝した、コスパの高いこちらのリストレストを合わせて紹介させて頂く。
おわりに
このようにFPSは、フィジカルな面において、工夫の余地が無限にある。
今回の記事が刺さった人は、こちらの記事も有用かもしれない。
これからも実験を重ねて、キーマウ・パッド問わず、気づいたことは発信していきたい。
次のApex記事で会おう。
【編集後記】
記事中に登場した、SellyやAceuが使用している「Ducky One 2 mini 60% version」をレビューしてみたので、よかったらチェックしてね!