【Apex Legends】うまくなりたければ『Apex Aim Trainer』は買うな【エイムが悪くなるメカニズム】

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先日、ハードマウスパッドの紹介記事を書いた。

その際、パッドに転向して「1か月でダイヤチャレンジ」(以下の記事)をした理由が、腱鞘炎の他にもう一つあると言った。

実は、それが今回紹介するエイム練習ソフト、『Apex Aim Trainer』だ。

実際にしばらく使ってみて、劇的にエイムが悪くなり、そうなった理由について考察したので、購入を迷っている人がいれば、参考にしてほしい。

それでは始めよう。

Contents

【結論】『Apex Aim Trainer』の効果

『Apex Aim Trainer』で1週間練習したが、エイムは逆に悪くなった

Apexにかなり似ているデザインだが、完全には同じでないため、数ミリ単位で間違ったエイムを習得し続ける(エビデンスあり)。

『Apex Aim Trainer』をプレイすると?

実際は本気でプレイしているのに、照準をギリギリ外す「フリ」をしているようなエイムになる。

解説

『Apex Aim Trainer』とは?

『Apex Aim Trainer』とは 、Steamのエイム練習ソフトである。以下にリンクを貼る。

今回取り上げているゲーム

このソフトには、以下のような特徴がある。

  1. ボット(人型の的)の人数・体力・自分からの距離・攻撃の有無などを設定できる。
  2. Apexと同じ武器・スコープ・拡張マガジンを使用できる。デザインや挙動も似ている。

これらにより、訓練所と違い、大量の動くボットを攻撃してこない設定で、かつ好きな武器とマガジンでキルしまくれるという、一見理想的なエイム練習ソフトとなっている。

(ざっとどんな感じのゲームか、確認したい方はコチラ)

サムネにオススメとあるが、記事の趣旨通り、僕はオススメしない。

『Apex Aim Trainer』 のデメリット

しかし、実際に1週間使ってみて分かったが、このソフトは、間違ったエイムを身体に叩き込む原因になる。

というのも、この 『Apex Aim Trainer』 、Apexとは似ているが、じゃあ全く同じかというと、当然そんなことはない。

(そもそもプログラムが公開されていないので、まったく同じものは作れない)

そして、その人体では検知できないレベルの誤差が、FPSゲームでは致命的なのだ。

早い話、結論でも書いたが、「ちゃんと狙っているのに面白いようにギリギリ外す、わざとやってるなら逆にめちゃくちゃ上手い」みたいなエイムになってしまった。

これはなぜか。推測だが、おそらくテニスで言う、「練習で5000番のラケットを使うのに、本番だけ3000番や7000番のラケットを使う」ような感じになってしまっている。

すると、ライン際ギリギリに刺さるよう練習したショットは全部外に出るかイージーボールになるし、相手の横を抜く弾は、真正面のボレーチャンスか、これも外に出る。

Apexオンリーで例えれば、練習だけ感度3.0でやって、本番だけ知らんうちに2.9とか3.1になる、と言ったところか。そりゃ勝てん。 (実際はもっと細かい誤差かも。)

しかも、このソフトのタチが悪いところに、圧倒的高効率で練習できてしまう点がある。

レレレ移動をしている、様々な距離にいる敵を、非常に少ない時間あたりでも、かなりの人数キルできてしまう。

だからこそ、間違ったエイムが身体に浸透してしまい、本番で力が出せなくなる。

Steam内のコメントでは、このような指摘が見られた。

Steamのコメントより引用

「Apexのレティクルは、中心は常に画面中央なものの、視界を動かすとその周りの武器スキンがずれるのですが、それが再現されていません

アイアンサイトは特に上記の動きがあるので、このソフトで練習すると感覚がずれてしまうと思います。

1倍HCOG等はApex本体でも上記のずれがあまりないので、このソフトでもそういったサイトを選んだ方が良いと思います。 」

結局、サイトが何であれ、Apex内に仕様としてあるオブジェクトのずれ、それが程度の差こそあれ再現できていない。これが全てだと思う。

もちろん未だ「アーリーアクセス」(開発途中)のゲームなので、今後ちゃんとしたエイム練習ソフトとして機能する可能性はある。

しかし、今回のことがトラウマになってしまったので、僕は手を出すことができないだろう(汗)

コントローラーも同様

ちなみに、この「Apex Aim Trainer」でパッドを使えるようになったので、それも試してみた。

僕はパッドでソロダイヤに行ける程度にはエイムができるのだが、最も近距離で敵を倒しやすいボルトSMGをこのソフトで使うと、めちゃくちゃ弾が当てにくい

これもやはり、実際の戦いで起こっているゲーム内の動作が反映しきれていないために起こるものだと思う。始めてすぐに「キーマウと同様、悪い癖がつく」と感じやめてしまった。

エイム練習ソフトについての考察

先日、元DTNの釈迦さんの切り抜き動画で、Steamのゲームの総プレイ時間を見る、というのをやっていた。

そこでけっこう驚いたのが、リストに『Kovaak 2.0』がないのだ。また、『Aim Lab』も「0.3時間」と、開いてちょっとやってやめたような数字だった。

このことで思うのが、基本的にApexならApex、CODならCODと、うまくなりたいタイトルそのものをやりこむのが、上達に最も効果的だと言う事だ。

エイム練習ソフトはそれの補助にすぎず、かつ今回の『Apex Aim Trainer』のような件もあるので、プロやストリーマーが使用している、有名なやつに限る。

つまり、上記の『Kovaak 2.0』、『Aim Lab』 くらいだ。(下記記事で詳しく解説)

なぜこの2つは有効なのかというと、キャラ・武器の挙動やリコイルと言ったゲームオリジナル要素を排し、純粋にレティクルを動かす訓練に特化しているからだ。

それなら、感度と視野角を合わせることによって機能すると、納得がいく。

僕は、エイムの工夫の記事(↓)に書いたように、基本プロとかその道の猛者たちは、言わないだけで信じられないような数の実験・試行錯誤を繰り返していると思っている。

(この記事でも触れている、CRのSellyなんかは、重度のマウスオタクだし、絶対そう。)

だが、昨今、解説系の動画を投稿して数字を伸ばす人が増えたり、配信で本人に直接聞けるような、視聴者とストリーマーの距離が近い文化が醸成されてきたことで、ノウハウは広まっていく傾向にあるのかなと考える。

そんな中で、『Apex Aim Trainer』については、全く聞かない。ということは、みんな人知れず試してやめていたり、そもそも他ゲーで似たような模倣ソフトがあり、こういうのは効かないと、常識なのかもしれない。

(元SunSisterのShomaru7氏も『Apex Aim Trainer』の紹介動画を上げていたが、その後100%手をつけていないと思う。 )

ということで、甘い話には罠があると言ったら言い過ぎだが、物事に近道はないということを、再認識させられたのである。

おわりに

今回の記事は、人によってはそんなに興味の範疇ではなかったかもしれない。

しかし、このソフトのせいで、一時期本当にキーマウエイムがぐちゃぐちゃになってしまったので、警鐘を鳴らす意味で書いておいた。

たとえ読まれなくても、タイトル・サムネだけでも印象に残っておれば、いつか、このブログの読者が『Apex Aim Trainer』を試してみようと思った時、読んでくれるかもしれない。

そして、できればやめとくという決断を取ってほしい。練習としては、ゲーム内の射撃練習場で1on1とか、カジュアルに行きまくる方がよっぽど良い。

そろそろ、よくレビュー記事が書かれる、「マウス本体」についても書きたいなと思っている。

しかし、他の人が書いているのと同じような記事になっては意味がないので、何かオリジナルの観点をプラスしたい。

楽しみにしていてほしい。それではまた。

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