さて、今日もApex Legendsに関する記事を投下していこう。
今回の話は、正直論理的に何が上手くいったのか、説明するのが難しい。
しかし、今回のやり方を導入したことで、僕のエイム力が爆上がりしたことは確かだ。
きっかけもかなり運がからんだというか、たまたまだったのだが、おかげでApexをプレイすることがさらに楽しくなったし、何より久々に最高ダメージを更新できたのはでかい(笑)
さっさと何をしたか教えてほしいという声もあると思うので、さっそく始めよう。
マウスを変え、マウスパッドを取っ払った
章のタイトルの通りだ(笑)
実はApex Legendsをプレイする時の僕の満足度は非常に変動しやすく、さながら躁うつ病の人のテンションのようだ。
なぜかというと、僕が一番楽しいと感じる瞬間というのが、1人で黙々とエイムやデバイスの使い方について考え、新しいやり方を試して改善を図っている時だからだ。
逆に言うと、人とボイチャを繋げてプレイしている時は、会話とプレイにリソースが割かれるため、そういった「研究(笑)」のことを考えることができない。
その結果、なんとなく勝ったりなんとなく負けたりする時間が過ぎ、終わった後に動画編集とかしてた方が良かったな、とか思うはめになる。(これは一緒にプレイしてくれる人にも失礼だ)
なので、一度Apexから離れることにした。
ソフトをアンインストールし、周辺機器をなるべく箱に入れて収納してしまう。マウスパッドを丸めて押し入れにしまい、マウスもFPSの操作感を思い出さないために使用したことのないものを弟から借りた。
こうすることで、一時的にゲームから離れることができたのだった。
しかし、人間の中毒への依存というのは面白いもので、しばらくすると、またインストールして始めてしまうのだ(笑)
そして、かといって大々的に「また始めます!」という体でやるのもダサいので、その時にあった環境そのままでプレイした。
これがエイム強者への入り口だった!!( ゚Д゚)
僕のそれまでの右手環境は、この記事で紹介したZowieZA-13と、おなじくZowie製、マウスパッドのG-SR。
対して今回の出来あいの環境は、弟が一瞬使ってすぐやめたRazerのViper有線、そして何より、マウスパッドなし(失笑)。
マウスはまだしも、普通に考えれば、マウスパッドなしではFPSは無理だ。少なくとも、Googleで「マウスパッド FPS」と調べれば、たくさんのサイトがマウスパッドがFPSで必須だと教えてくれる。
しかし始めてみたらどうだろう。
最初の試合でいきなり初動5キル・キルリーダー。今でもあの時のロングボウとオルタネーターの当たりようは目に焼き付いている。
その後気分を良くして何度か試合をするも、さすがにマウスがめちゃ滑るので超近距離の腰うちは慣れなかったが、基本的に今までの僕より圧倒的に強い自分がそこにいた。
そして、ダメ押しとばかりに昨日、最高ダメージを大幅に更新。
原因は定かではないが、マウスパッドなし・Viperが自分にめちゃくちゃ合っていることを確信した。
(ちなみに僕のキーマウの最高ダメージは長い間、パッドで出した最高ダメージを抜くことができなかった笑。プレイ時間だけで言うと、おそらくパッドを触った時間はキーマウの1/5以下だ。
そしてこの文章はパッドが優遇されているという趣旨のものではない。僕は手が小さいのが原因か、パッドの適性がまあまああると感じている。)
ただ、ここでこの記事を終えてしまうと、読者の方は「ふうん、そういうこともあるのか」で終わってしまう。
なので、次の章では、僕なりに今回の成功の理由を考えてみた。
何かしら参考になれば幸いだ。
エイム向上の原因分析
僕が考える今回のエイム向上の理由は、大きく分けて2つある。
その内の1つは前回までのApex記事と被る所があるので、いつも当ブログを応援してくれている人にとっては、新情報は1つかもしれない。
裏技による脇締め姿勢への慣れ
前回、このような記事を発表した。
この記事で紹介している裏技(キーボードを裏返しにすると、両腕の距離を短くしてプレイできる)だが、実は考案してからそこそこ時間が経っている。
その間、やったりやらなかったり(原因は記事内でも言っている、Fキーでのしゃがみが切り替えになってしまう問題)したが、改めて記事にしてその有用性に気づき、このやり方を採用している。
本当はこの記事の中で言うべきことかもしれないが、この裏技を使って、その日にすぐ上手くなるということは難しい。なぜなら、人間には慣れというものがあるからだ。
慣れは恐ろしい。最悪の環境にいても、こんなもんかと慣れてしまえば我慢ができてしまったりする。
まあそれは精神的なものだが、ブログを書くという、わりとキツイ作業も、毎日やると決めていればできてしまうというように、味方にすれば素晴らしい性質でもある。
話を戻し、スポーツや体を動かすという観点においても、慣れは偉大だ。
理論的に上手くいくとされている方法でも、それまでのやり方からコンバートするとなると、体は最初拒否反応を示す。
(これはホメオスタシスと言い、色々な分野で人間を語る時、とにかく変化を直感的に嫌うという事は覚えておいた方がいい。)
これはもちろんFPSでも同じことが言える。
レッシュ4スタンス理論で言うAタイプ(詳しいことは↑の記事で)は脇を締めたフォームの方が、脇を開けているより上達しやすい。これは確実だ。
しかし、長年の習慣はそれに優る。新しいやり方が自分に浸透し、自然だと思えるのにそれなりの時間がかかる。
なので、理由その1は「右手と左手の間隔を狭くするために考案した手法に、ついに慣れた」という所だ。
また、上でも少し書いたが、ワイヤレスにして限界まで左手を右に寄せるようにしてから、最高ダメージを更新することができたので、この気づきも大きかったかもしれない。(より脇締め状態がやりやすくなった)
なんにせよ、左手の手法が功を奏したのは言うまでもない。
超滑る状態への適性
実は、マウスパッドなしでめちゃくちゃキルできることに気づいてから、今まで使った全てのマウスで「マウスパッドなし」を試してみた。
その結果分かったことだが、ドンハマりしたViper以外は、マウスパッドのあるなしで”そこまで”滑り具合が変わらなかった。
もっと言うと、他のマウスだとマウスパッド有りの方が明らかに良かった(笑)
しかしこのViperに関しては、マウスパッドがある状態だと他のマウスとそう滑り具合が変わらないのに、僕の机に直で使うと、めっちゃくちゃ滑る(笑)
実はこのViperというマウス(のソール?)、けっこう特殊なのかもしれない。
(ちなみに僕が使っている机はFPSがかなりやりやすくなる「高さ調節機能つき」です。この記事で紹介してます)
基本的に布製マウスパッド(一線級のプレイヤーのほとんどがこの種類のマウスパッド)を使うと、ない状態より摩擦係数が増し、“滑りにくい”状態になる。
なので、この「Viper × マウスパッドなし」は僕が作れる環境で最もマウスが滑りやすい状態だ。
僕が知る限りでは全てのプロプレイヤーがマウスパッドを使っているし、相当数の選手たちが使用モデルを公開している。
そういう意味ではかなりレアなケースなのだろうが、僕はこの“めちゃくちゃ滑る”マウス環境が適していたという事だろう。
先人の知恵は偉大だ。自分より優れた結果を残している人の言葉は、耳を傾ける価値がある。
でも、今回ひょんなことからおかしな環境でプレイしなければ、2500ハンマーは取れなかっただろう。
そういう意味で、今回の経験で改めて、「最終的には自分の感覚(フィーリング)を信じよう」という、この記事でも言っていたことに立ち返れた気がする。
この”超滑り環境”は右手への負担が高いことは、うすうす気が付いている。
元々腱鞘炎とかになりやすい体質なので、結局マウスパッド有りに戻る可能性もある。
(摩擦力が低いのでマウスを動かす際の負担自体は減るが、滑りすぎると手ブレが起こり、それを阻止するのが負担になる。それらのバランスで手・腕へのダメージが決まる。)
しかし、いくらプロの界隈で当然の、前提になっているファクトであっても、ゼロから疑ってみる価値があるという事を知れたという事は、デカい。
ビジネス書なんかでも出てくるキャッチフレーズのような締めくくりになってしまった感もあるが、ここからFPSだけでなく色々な分野でも疑うことを忘れないようにしたいし、何よりApex Legendsをこれからも上手くなっていきたい僕にとって、最高のアドバイスをもらえた気がする。
さいごに
今回の記事は、人によっては参考にならなかったかもしれない。
でも、僕にとってはここ数か月で一番大きな進歩だった。
読者の方も、伸び悩んでいる時には、まず考えつく限り全ての改善策を試してみてほしい。
その際、やりやすいと思えばプロや上手い人が当然やっていることでも、捨てよう。
また、一見失敗に思えた何かが、別の何かのヒントになることはよくある。
お互い強くなって、戦場で会いましょう。
P.S.
今回マウスパッドなし環境で猛威を振るった、Viper有線。もう一度貼っておきます。
【後日追記】
今回紹介したエイムが良くなった方法を、さらに改良して記事にしました。