今日は、ゲーム配信の使用機材、ソフトウェアなどの環境を紹介したいと思う。
だいぶ前の記事でゲーム実況“動画”制作(配信でなく録画録音して編集、投稿するもの)の環境は既に書いた。
しかし、それから2年ほど経ち、リアルタイムに実況をお送りする“配信”に最適化するため、機材だけでなくソフトウェアも使いやすいものを選んだ。
同じくこれからゲーム配信をやってみたいという方は、参考にしてほしい。
では行ってみよう!
(“動画”制作の環境記事は、コチラ⇩⇩)
配信ソフトウェア
OBS Studio
これから全てが始まる。
ゲーム画面、ウェブカメラ、コメントなどの映像と、ゲームの音、自分の声を組み合わせて配信にのせる、配信業の必須ソフトウェアだ。
似たようなアプリに、Streamlabs OBSもあるが、エラーが多いので使用しなくなった。
Streamlabsというサイト自体は、配信にコメントを載せたければどっちにしろ使用するもの。
そのサイト発のアプリ「Streamlabs OBS」を使えばサイト上で行わなければならない設定を配信アプリで行えるというメリットがある。
しかし、画面レイアウトの調整やその他の色々な設定が、OBSの方がやりやすく、コメントを載せるのもURLをコピペするくらいの作業なので、私はエラーのなさを優先し、OBSを使用している。
OBS Studio
AverMedia REcentral 4
これは動画収録でも使う物だが、家庭用ゲーム機などのHDMI端子で接続するタイプのゲームの映像を、グラフィックボードで認識し、それをPC画面に映すためのアプリだ。
最近は改造ポケモンという、PCゲームをメインに配信しているので使うことはないが、コンシューマーゲームを実況する際は、まずこのアプリで映像を出し、それをOBS Studioに映す、という形で利用する。
ちなみに使用グラフィックボードはAVerMedia Live Gamer 4K GC573だ。USBタイプではないので、デスクトップPCでしか使用できないが、使って以来トラブル皆無の最強の商品。
以前にも紹介したが、改めてリンクを貼っておく。
マイク
実は、動画投稿時代とマイクが違う。
このマイクは元々歌を録音するために買ったので、べらぼうに高く、オススメしない。
しかし、音質はアホほど良いので、自分では気に入っている。
ちなみにコンデンサーマイクなので、後に紹介するノイズキャンセリングのソフトウェアがないと、音が入りすぎて使いづらい。
また、もし自分が今から買うとしたら、このマイクにしたい。
ストリーマーの釈迦さんが使っているマイクで、非常にきれいに音が録れる。
(釈迦さんの紹介記事はコチラ⇩⇩)
オーディオインターフェイス
上で書いたような良いマイク(この記事で紹介したSM58も含む)をPC上で使おうとすると、オーディオインターフェイスとケーブルが必要だ。
僕が今配信で使っているものも、実は動画投稿メインの時代と違う商品だ。
このYAMAHA AG06の良い点は、PC音の出力と自分に聞こえる音の音量を個別に調整できる点だ。
なので、わざわざゲームアプリの音量を調整しなくても、これ1台で音量の管理ができる。
こういう機能がないものを使っていると、配信時とそうでない時でPCの音量設定を変えないといけないケースが多いが、AG06のおかげで助かっている。
また、リアルタイムモニター機能、というものがあり、今放送にどれくらいの音量バランスでのっているか、聴くことができる。
画期的な機能だが、僕はマイクの都合でノイキャンアプリを入れており、オーディオインターフェイスに入る声よりだいぶ絞られているはずなので、この機能は使っていない。
OBSで見られる音量の目盛りで、だいたいのバランスをとっている。
キーボード
ゲームの配信環境でキーボードの説明いるの?って感じだが、改造ポケモンの操作は全てキーボードで行っているので、一応書いておく。
このG903TKL(クリッキー・ブラック)は、単体でレビュー記事を書く予定だが、高級感があり、打鍵感が素晴らしい神キーボードだ。
(ちなみにクリッキー>タクタイル>リニアの順に抵抗が強く、“押してる感”がある。)
応答速度も異常に速いので、プロのFPSプレイヤーで使っている人もいるくらい。
オススメです。
モニター
モニターは配信&ゲームプレイ用と、調べもの用の2種類をデュアルで使っている。
調べもの用はなんてことのない60HzのBenQのものだが、モニターは240HzでFPSでも愛用している。
⇩の記事でも紹介している。
また、デュアルモニターのアームは⇩の記事で詳しくレビューした。
その他便利なアプリ
ノイズキャンセリングアプリ
最後になるが、非常に重宝しているノイズキャンセリングアプリを紹介する。
NVIDIA BROADCAST
このソフトウェアは、人工知能で人の声とそれ以外を判別し、雑音をきれいに消してくれる画期的なアイテムだ。
グラフィックボードが一定以上のPCしか導入できないのが難点だが、これのおかげで高音質のマイクと生活音のシャットアウトを両立できている。
背景透過(グリーンバック)アプリ
XSplit VCam
このアプリは使ったことはないんだが、某配信者の切り抜きで見かけて、「ほ~便利だな」と思った。
特に実写で顔を出す人は、背景を透過させたい場合グリーンバックを用意しなければならなかったが、これ1つで画面に入り込むことが可能になる。
いつか使う時が来るかもしれないので、メモも兼ねて。
おわりに
ということで、今回は生配信の環境について紹介した。
ライブ配信は、編集ができないからこそ配信者の実力、人格、運がそのまま出る。
動画投稿、生配信それぞれメリットデメリットがあることはこの記事で書いたが、僕自身は向いていると思い生配信を始めた。
それから半年が経ち、自分が本当に向いていたかどうかはまだ分からない。
ただ、無理をしない範囲で、これからも続けていければ良いと思う。
どうぞよろしく。