以前、プラチナ帯を初めて突破できた際、ランクを上げるのにどのような分析をしたか、記事にした。
しかし、今シーズンもダイヤに行き、かれこれもう4回目になった。そこで、改めてもっと根本的な視点から、プラチナランクを抜けるのに必要なものを説明したいと思う。
(しかも、今回はキーマウを使い、振り返っても今までで最も楽にダイヤに行け、執筆時点でダイヤⅢ。なので、この記事はコントローラーでもキーマウでもダイヤに行ける人の視点で書かれており、その点も前回と異なる。)
【編集後記】2022/04/02、マスターランクに行けました。
以前はやっとの思いでダイヤに行って、その際の知見もミクロな、具体的なものばかりになってしまった。しかし、ダイヤに行くこと自体は作業の一環となった今、よりゲームの構造を俯瞰的に見て分析が行えるだろう。
なので今回は、FPSというゲームやバトロワというジャンルと言うような、より抽象的な観点から、プラチナランクを解説する。
それではやっていこう。
前提:日本のプラチナ帯は世界で一番むずい
※見出しは当然、同じプラチナ帯で比べてのこと。そして、こう書いた意図は「他国のサーバーに行こう」というものではない。
日本は、世界で一番Apexが流行っている国である。そして、世界は資本主義で回っている。
これらが示すことは以下だ。「Apexを通して他者にメリットを与えられるものは、お金が稼げる。または、他者に承認される(褒められる)。」
僕もこういう記事をたくさん書いているので人の事は言えないが、とどのつまり、Apexでコンテンツメイキングをしてそれがヒットしたり、大会で結果を残して業界で有名になれば、一般の会社員等のキャリアとは違った方向性で、“成功”することができる。
なのでYouTubeには、「Apexでこういう設定が強い」「こんな練習をすると上手くなれる」みたいな動画がそこかしこにある。なぜなら、自分自身が大会に出て結果を残すよりも、はるかに簡単に数字・承認が得られるからだ。
また、そういった活動をしていない人も、Apexで上手くなることに対して、非常に熱心である。
これは、やはりSNS、特にTwitterがインフラ同然になったことに起因する。
周りの人より高いランクに行ったり、かっこいいクリップが録れたりすると、それだけで賞賛の的になれる可能性があるので、努力のモチベーションになるからだ。(実際、Crylixが有名になった要因は1つのクリップだった。)
早い話、流行っているものが上手くできる人が優遇されるように、世界はできている。
バブルの時代は”三高”が有利だったり(これは価値観の流行)、同じスポーツでも、カヴァディより野球やサッカーが上手い方が収入も人気も高い。少なくとも日本では。(てかカヴァディってスポーツなん?)
そして、件のプラチナ帯というのは、以前の記事でも書いたかもしれないが、「あんまり努力せずに普通の人が上がれる限界」のランクだ。
以前はこれをポイントシステムを使って説明したが、今回は別の視点で考えてみる。
実はこういうゲームのランクシステムに似たものが、実社会にもある。それが会社員の役職だ。(ブロンズがプラチナとかに上がっていくように、平社員も課長とかに上がっていく)
これら2つに共通する特徴が「勝手に上がっていって、下がることがない」。(ゲームのランク内でのⅠ~Ⅳでは上下するが、これは除く。)
するとどういうことが起こるのかというと、ほとんどの人は、自分の(今の)能力の限界(のランク)で止まり、そこで(用語的な意味で)“無能”になる。
これを経営学では、ピーターの法則と言う。
無能というのは少しキツイ表現に聞こえるが、これはつまり、「現在のランク(役職)でパフォーマンスが出せない」という意味だ。
そして、会社で言うと、成績が振るわないのに地位が下がることがないので、いわゆる「仕事ができない上司」になる。
ゲームなら、そこで諦めてランクのプレイをやめるか、ちゃんと頑張るけど床ペロなのか、よくあるプラチナⅣやダイヤⅣがする、カジュアル感覚の即降り特攻を繰り返すかの、どれかになる。
ここで、流行と資本主義・承認欲求が生み出すモンスターとしてチーターがあるが、やはり多くの人はそこには手を出さない。
僕も当然やったことがないので分からないが、「法的に罰せられる可能性は限りなく低い、という状況で万引きや置き引きをするか否か」という倫理観の問題だと思っている。
もしくは、低年齢層だと、悪いことをやっているという自覚がないか。ただ、これはYouTubeのコメントやTwitterで、一般的にどう思われているかが分かるので、最近はあまりないだろう。
(つまり、やっている人は悪いことをしていると分かった上でやっている)
いずれにせよ、そこに関しては日本人のモラルはまあまあ高い。
じゃあどうするかというと、努力をする。皆ここまで読んでくる際、内心違和感を抱いただろうが、ゲームは現実世界の役職と比べ、「ポストがなくて上がれない」といった事はないし、努力すれば能力が上がりやすい分野だ。少なくともリアルで働くのと比べれば。
ただ、その代わりeSportsは比較的新しいジャンルなので、努力のやり方が一般的には認知されていない。だからそれを調べる。ここまでが通常ランクで詰まった人のルートだ。
そうすると行きつくのが、YouTubeのApex解説動画。その分野でいち早く頭角を現したのがそのさんだと思っていて、最近だとYKゲーミングさんがすごく頑張っている。
どちらかと言うと感度関連のイメージだが、PADだとおやこどんのすけさんやじょにpopさんの動画が、すごく考えて作られている。(誰目線?)
さて、ランクを中々上げられない人の多くが、解説動画を観る。そして、そういう動画が特に充実しているのは、Apexが異常に流行っている日本語の市場だけとは言わないが、だけに近い。
そして、競争で淘汰された質の高い解説動画を観ると、日本人のランクプレイヤーの平均レベルが上昇する。安置内での立ち回りやレジェンド選択、ひいてはフィジカルの強化に何をすれば良いかも、だいたい皆分かっている状態になる。
そんな中で自分が努力をしても、当然中々差がつかない。それどころか、置いていかれないようになんとか食らいついている、と言った方が近い。
(努力をしている意識がなくても、YouTubeのアルゴリズムで「Apex関連の動画が好きな人」だと認識されており、気が向いた時だけでも教則動画を見ていれば、高い確率で同じように有用だと評価されている動画も、オススメに出てくる。)
というわけで、日本サーバー、いや、最近は他国のサーバーで盛る手法もかなり認知されてきたので、結局「努力する日本人」が至る所にいるというわけだ。
VPN(有料)でも使わない限り、結局国内からアクセスできてまともに戦えるサーバーは限られており、なかなか彼らの活動領域から抜け出すことはできない。
そういう意味で、僕達は非常にレベルの高い環境でプレイしており、抜きんでることはかなり難しい。(スポーツ強豪校では地元のエースが2・3軍現象)
なので、ランクが中々上がらないことにあまり悲観しすぎないでほしい。これがこの記事の前提だ。
FPSの基礎を徹底して伸ばす
では、どのようにしてプラチナ帯を越えるのか。
それは、短期的・具体的なノウハウで伸ばすのではなく、長期的・本質的な成長をしようということだ。
すなわち、FPSの基礎力をつける、これに尽きる。
今でこそ、Apexが初FPSの若い人でも、プロになったりマスターやプレデターに行ったりということが日常になった。
しかし、わりと忘れられてはいるが、Apexがリリースされて初期の頃(1,2年くらい)は、強い人有名な人は皆、他FPSタイトル出身者ばかりだった。
今ですら、OWをやっていたSellyやRasが一線級だし、アメリカのプロでHaloを通ったことのないプレイヤーはいないと言われている。結局一流はだいたい10年選手なのだ。
(これが音楽や実際のスポーツになると、20年選手もざらになる。音楽はずっとやっていけるからそれでもルーキーかも。くわばらくわばら。)
また、Apexが最大級のタイトルになったことで、他FPSが振るわない期間には、そのタイトルのプロやストリーマーがApexをすることも増えた。(人気タイトルの方が視聴者が増えやすいため。)
その際に分かることは、やはり他ゲーでもFPS経験が豊富なプレイヤーは、ゲームの理解が出来ればすぐにプラチナ帯を(多くの場合ダイヤ帯も)ホイホイ越えていく。
最近で言うとFortniteの有名ストリーマー・Tfueが良い例だろう。彼は今マスター帯でプレイしており、当然エイム・立ち回りがとびきり良い。
つまり“FPSプレイヤーとして”優秀になってさえしまえば、それこそ皆が今やっているランクシステム等の座学さえやればどんどん勝てる。そして、そこからさらに他FPSに行こうが、やる事は同じなのだ。
ということで、「FPSの基礎力」をつけよう、いや、固めよう。では、FPSの基礎が固めるとは、具体的にどういう事なのか。
まず、マウス(又はコントローラー)でレティクルを思ったところに瞬時に移動させ、発砲してリコイル操作をするという行為が、既に脳内で自動化されていなければならない。
FPSにおいて弾が曲がって飛ぶ銃は存在しない以上、複数人を相手にした時の斜線管理もできる。戦闘中の様々な状況に応じた立ち回り(特に、いつ・どこへ移動するか)も、優れているはずだ。
チームになって行動するゲームが多いので、味方の位置やヘルスを見る癖もついている。設定面(主にキー設定・ボタン配置)は既に身体で覚えているので、今までのイメージを流用し、新しいゲームでキーを割り振るのも素早い。
とまあ、細かく書くと色々あるが、一言で言うと、「エイムと立ち回りが洗練されている状況」とここではしよう。
(結論自体は平凡だが、この先の、どうやって伸ばしていくかが重要で、この後書いていく)
このように、FPSというゲームの性質を理解し、それに必要な能力を伸ばすことが、今どんなキャラが流行っているか・どの武器が強いか・マップがこう変わった、ポイント制度がこうなった、というようなミクロな情報より、長い目で見て大変重要であると感じている。
前回の記事ではキルポイント等も含め、どちらかというとミクロ・具体的な視点でのアドバイスが多かった。まあ確かに、そのあたりを吟味すれば初ダイヤを踏める確率は高まる。
しかし、それは当面のものであり、本質的な成長ではない。自力で毎回ダイヤに、そしてそれ以上を目指そうとすれば、ここまで書いたような能力が必要になってくる。
では、どうやったらFPSの基礎を固められるのか?
エイムについて
FPSにおいて、エイムは最も重要だ。
ぶっちゃけ、エイムさえ強ければ、立ち回りが多少適当でも勝てる。僕もエイムが良くなってから、プラチナでの勝率が格段に増した。
最近もディエゴの切り抜きでこんな場面があった。
要約すると、上手くなるのに一番重要なのはエイム、次にポジショニング(立ち回り)で、キャラコンは後回しで良いということだ。
これに関しては賛同してくれる人も多いと思う。最上位層でも、ImperialHalとかは、派手なキャラコンを全くしないが基礎が完璧なのでめちゃくちゃ強い。
なので、これまでの文脈も合わせて、FPSを上手くなりたいなら、参考にすべきはFaideやAceu(共に高感度・キャラコン重視)ではなく、ハルやRogueなのだ。(共に低感度で基本に忠実。Rogueは301が上手いので有名。)
とまれ、まずはエイムだ。
エイムに関しては、実は気づけば早い話だと思っていて、それを僕なりの言葉で言わせてもらうならば、「語学学習だと思ってやれば余裕でお釣りがくる難易度」である。
これはどういうことなのかというと、世の中で言われている「スキル」にはいくつか種類があり、今回比較したいもので言うと、知識タイプと身体(からだ)タイプの二つがある。
知識タイプとは、知ってしまえば扱える類のもの。僕が今まで習得してきたものの一部を出すと、こういうブログを書くためのツールの使い方であったりとか、動画編集ソフトの使い方、もっと軽いやつならば、Excelの使い方とかもそれに当たるだろう。
一方で、身体タイプのものでは、知るのとできるの次元が違う。スポーツでは、正しいフォームを知るだけでは、極端に意識しないとそれを実行できず、脳のリソースをフォームに割いていては、当然試合には勝てない。
語学、ここでは英語学習とするが、これも単語や文法の意味を知っているのと、実際に文章や会話を前にしてスムーズに理解、レスポンスできるかは雲泥の差で、僕は大学受験ぬきで言ってもそこそこ自信が持てるまで5年はかかった。
(正直この記事タイトルの2年で、ここで言う「知ってはいる」レベル。)
では、Apexはどうなのかというと、紛れもなく身体タイプ。皆、これを分かっているようで分かっていないのではないだろうか。(僕は分かってなかった。)
例を出すと、心のどこかで理想の感度・理想の設定があって、それにたどり着くまでずっと設定欄をいじっているような人は、実はApexを知識タイプだと誤解している。
理想の感度を”知れば”それで終わりだと、どっかで思っているからだ。特にPADで感度関連の動画ばっかり見てしまっている人は、マジで注意だ。やることが違う。
先ほど知るのとできるのの次元が違うとしたが、なぜそうなのかと言うと、「できる」は「(自動的に)できる」だからだ。身体が勝手に動く。
そして、そうなるためには、毎日一定の時間を割いて、同じ動作を身体に叩き込む。それを長期間繰り返す。このような工程を踏んでやらないと、脳は変わらない。
僕は人生において、この工程を英語学習でかなりのレベルまで高めた。だから、君たちが普段観ているApexの翻訳動画なんて、自動字幕生成を使って英文読解している素人と違い、瞬時に、感情をくみ取って訳せる。当然その他洋書やオーディオブック、Podcastも理解できる。
そして、ある時気づいた。Apex、英語と思ってやれば英語より次元違うくらい速く結果出るぞと。
具体的な練習法は、他の記事で書こうと思うが、別に特別なことはしていない。まずはキーマウ。
ソロマスターになった湊あくあも言ってたが、エイム練習ソフトを確かな量毎日やって、カジュアルで動く敵に向かって撃ちまくる。
(どのソフトでどのような練習をするかに、工夫が要る。これは、他の記事で詳しく解説する)
もちろん、コントロールがある時はコントロールに行こう。
(エイム練習ソフトで「意識しないとあんまり伸びないポイント」がある。これも別記事で説明する。)
それをするためには感度も定まってないといけないわけだが、結局めちゃくちゃシンプルな方法にたどり着いたので、それも書こう。
そしてPADだが、実はPADもやることは変わらない。ここにGenburtenやChensou Ozisanのような、コントローラーとキーマウ両方強い存在のヒントがある。
(僕もパッドとキーマウでダイヤに行けるので、一応それの耳クソバージョンと言える。)
結局直接「これをせい」という書き方ができなくて申し訳ないが、全部この記事に書いてしまうと長すぎてどこに何が書いてあるのか分からなくなる。(各記事が出来次第、リンクを貼ることにする)
この記事はあくまでプラチナ適性がダイヤ適性に変わるために、FPS基礎力を上げるための概要、地図のようなものと受け取ってほしい。
なるべくすぐに具体的な手法の記事もアップしたい。
立ち回りについて
立ち回りに関しては、知識と経験の両方が必要だと感じている。
例えば、僕が初めてダイヤに行った時は、下記記事のパッドを本格的に上手くなろうとした努力と、それまでApexを少なくとも1000時間はやっていた、立ち回りの経験知によるものである。
それまで、そしてその後もしばらく、立ち回りの勉強はほとんどしていなかったため、結局安定してダイヤに行ける立ち回りを得るまで、普通より時間がかかった。
なにしろ、セオリーも何もなく、全部自分の経験則で動いてしまっていたのだ。
そのデータに基づいて言うと、経験なしから情報を(ほぼ)入れずに、安定してダイヤに行く立ち回りを得るためには、プレイ時間が1500時間は要ると考えている。
だが、座学をやれば、その1500時間を、1000時間にすることさえできるかもしれない。というわけで、YouTubeでオススメの解説チャンネルを後日紹介しようと思う。
もちろん、先ほど述べたように、僕がパッドでダイヤに行くのがキーマウより早かったように、やはり弾が当たるとより立ち回りが活きる。
なので、まずは自分自身で自信が持てるまで、しっかりとエイムを習熟しておくのも重要だ。
(もっとも、今はキーマウの方が強い自信があるので、今後マスターに行けるとしたらキーマウになると思う。ダイヤⅣからⅢに上げたのもキーマウ。)
そして、立ち回りを学ぶのと並行して、カジュアルで実際に試そう。上手くなるための方法として、デュオをソロでやることが推奨されているが、ランクではまず3vs3になるので、普通にトリオをしても良いと思う。
(接敵が少ないストームポイントの時間帯は、立ち回りの座学やコントロール(今はできない)を優先。キングスキャニオンは接敵までの時間が短く、むしろ良い。)
やはり、頭で分かっているのと自然にできるの間には、「やってみる」を一定期間することが必要だ。
バトルロイヤルの勝ち方を学ぶ
ここまでざっと、なぜFPS基礎力が必要なのか・FPS基礎力とは・FPS基礎力の上げ方と、FPS基礎力のみに着目して書いてきた。
では、FPS基礎力さえあればすっとランクが上がるかと言うと、上がりはするがそう簡単には上がらない。
どういう意味なのかというと、ここまでの内容だけだと、けっこう運に左右される。
なぜかというと、Apexのランクはバトルロイヤル、生き残った人が勝利のルールだからだ。(実際、ランクのポイントが順位志向に変わった。)
これを言葉として立ち回りに含むと考える人もいるかもしれないが、このブログでは明確に分けたい。
僕の中では、一つの戦闘の中での一連の行動についての思考、これが立ち回りだ。
バトロワの勝ち方はもっとマクロで、エリア移動や戦闘をするかしないかの判断、そして終盤のいわゆるマップコントロールというものがこれに該当する。
既に聞いたことがあるワードばかりかもしれないが、「漁夫を警戒・来そうな状況で無理に戦わない」「色んな地名と繋がっている激戦区を避ける」「強いポジションを早めにとる」「敵にプレッシャーをかけて移動させ、やり合わせる」など。
それぞれの項目に関しては、先述したように、日本では教則動画が充実しすぎていて、改めて僕が解説するほどではないと思う。
とにかく、ランクで勝つ系の動画を色々見て、いざランクで頑張ってみる際に、試してみよう。(ランクに行くまでに、エイムとミクロな立ち回りの水準を高めておきたい。)
これまで色々と準備を重ねてきたので、バトロワの勝ち方は実際に盛ろうとするプロセスでやってみて構わない。ここまで来たら、以前とは全く違う試合展開が期待できる。
乱数の問題
最後に、フルパでやらない限り常につきまとう、乱数の問題について説明しておく。
まず、巷で言われているように、フルパでランクを上げるのはキツイ。フルパサーバーに飛ばされて、オーダーなどの練度も高い連中とやらなければならないからだ。
(フルパサーバーは公式には明言されていないが、以前統計を取った動画を見て、十分に人数がいる時間帯はほぼ確実に存在することが分かった。)
では、デュオかソロになるになるわけだが、どっちにしても、仲間の1人・2人が強いか弱いか(エイムだけでなく立ち回りやバトロワの動き方をするかも)は完全に運だ。
だからこそ、「常にプラスなんて絶対に不可能、たまに来る当たりの味方の時にガツンと200ポイントほど盛れば、そのたびに初動4の権限を何回か分もらえる」みたいなマインドセットで行こう。
最初の章でも言ったが、この記事で言ったような「できる努力」にすらたどり着かずに、ピーターの法則のように無能になって即4特攻を繰り返す人は絶対いるし、仲間にも来る。
その際に、あるものとして計算の内なのか一喜一憂するのかで、メンタル面が全然違い、ひいては続けられるか否かの違いにすらなる。
なので、このような考え方も知っておいてほしい。
ちなみに、フルパでやる場合も、乱数が出てくる。
リングの位置と周囲の部隊の強さは、自分ではコントロールできないからだ。
別にApexだけでなく、麻雀やぷよぷよ、たぶん株のトレードなんかもそうだが、勝率が50%より高い状態で試行回数を増やしていくと、必ず勝ちに傾いていく。
これは常に意識しておいてほしい。全試合に勝つ必要なんか全くないし、それはインペリアルハルでも無理なのだ。
努力は夢中には勝てない
ちなみに、ここまで読んできて、「やること多っ!!」と思う人もいるだろう。
しかし、有名なApexプレイヤーがプレイ時間を公開するような動画を複数見てきたが、最上位プレイヤーで4000時間を割っている人は見たことがない。
(ランクのアカウントランキングを見ると、アカウントレベル少なめでトップ層にいる猛者もいるが、そういう人は絶対に他FPSをめちゃくちゃプレイしてきている。)
じゃあ、結局トップ層に行くには、それこそ英語学習と思ってやる必要があるのか?(つまり、数千時間や一万時間の法則が見えてくる世界)
いや、それも違う。最上位層の人も、その時に目の前にある課題、時にはエイムだろうし、時には立ち回りだっただろうが、それを1つずつ楽しんでクリアしてきた結果今があるのであって、最初から「プロになるために何千時間もやるぞ!!」とか思っていたわけではない。
努力は夢中には勝てないのだ。
だから、今はある程度できるようになった者が、道を振り返った概略を話しているだけで、実際に皆がやる時は、「今日はエイムが少し良くなった、やったー」で良いのだ。
本当に好きならそれについて少しでも上手くなるために、考えている時間はおのずと伸びる。思いついたことを試していって、いつの間にか上手くなっていくものだ。
その過程が面白いのであって、上手くなった人は二度と体験できない醍醐味でもある。
記憶を消してゲームをもう一度プレイすることはできないのだから、まだプレイしていないことを喜ぼう。僕は記憶を消してブレスオブザワイルドをもう一度やりたいが、技術の向上(FPSにかかわらず)も、できた人はそのように捉えている。
おわりに
かなり長くなったが、感度設定・エイム練習・立ち回りの勉強の仕方など、早急に別記事を書いて詳細に説明したい。
大仕事になるが、僕はやはり好きなことについて研究しているのが性に合っているようなので、今後も続けていきたい。
今回は以上だ。